「高輪ゲートウェイ」改めて駅名批判を殺到させた“明朝書体”のチグハグ

「3月14日、JR山手線の新駅『高輪ゲートウェイ』が開業。山手線に新しい駅が開業するのは『西日暮里』以来となる49年ぶりのことで、開業当日には5万4000人が訪れ祝福の声が上がっていましたが、ネット上では改めて厳しい意見が相次いでいるんです」(鉄道ジャーナリスト)

 批判を集めているのは、その駅名だ。JR東日本は新駅の名前を公募し、6万4000件を超える応募があったのが、選ばれたのは1位の「高輪」ではなく、130位の「高輪ゲートウェイ」だった。JR東日本の選定理由には疑問も多く、開業に際にしても《ゲートウェイの表記を見ると、やっぱりダサいと思ってしまった》《山手線の駅名にカタカナ表記は違和感ハンパない》など、ブーイングが収まらない。

 また、駅の看板には明朝体のフォントが採用されているだが、これに対しても多くの批判が寄せられている。JR東日本によれば、「和のコンセプトから明朝体を用いる決定をした」というが、《非常に見えづらい》《和のコンセプトなら、なぜゲートウェイという駅名を選んだのか意味がわからない》などの意見が寄せられていた。

「さらには、新型コロナウイルスの感染が拡大する中で開業当日に5万4000人が殺到したことに対しても、《開業当日には切符を買い求める客が殺到するのは想定できたこと。延期するべきだった》などと色々とケチがつけられています。駅名から始まり開業日まで、何とも色々ありすぎる新駅のスタートとなりましたね」(前出・鉄道ジャーナリスト)

 ゆくゆくは愛される駅名になって欲しいものだ。

(小林洋三)

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