高輪ゲートウェイ駅開業で注目!山手線で“最も残念な駅”はどこだ?

 3月14日、山手線の新駅「高輪ゲートウェイ駅」が暫定開業した。山手線に新駅が誕生したのは、71年に開業した西日暮里駅以来49年ぶり。30番目の駅となる。

「高輪ゲートウェイ駅は車両基地があった土地に作られました。品川駅から北にわずか900メートルの位置になります。本来は周辺の高層ビル群が完成する24年に開業予定でしたが、東京五輪にあわせて今年臨時開業したんです。そのため、駅周辺はまだまだこれからといったところですね」(鉄道ライター)
 
 気になるのは利用者数。今は少ないとしても、いずれは多くの乗客が乗り降りする駅になるだろう。駅周辺も開発が進み、発展していくのは間違いない。山手線の他の駅をあっという間に抜くはずだ。

 現在、乗降客数が一番多いのは新宿駅。JR東日本が発表した18年の利用状況によると、1日の乗降客数は定期と定期外あわせて78万9366人。これはもちろん日本一の数字。2番めは56万6994人の池袋、3位は46万7165人の東京。第4位に42万3651の横浜が入り、以下は品川、渋谷、新橋と続く。JR東日本の全駅の乗降客数ランキングベスト10のうちの7つを山手線の駅が占めた。さすがはドル箱路線と言えよう。

 だが、山手線の駅でありながら、乗降客数が少ない残念な駅もある。

「乗降客数が一番少ないのは鶯谷駅です。1日あたりの乗降客数は2万6148人で順位は162位。駅の西側はお寺、東は旅館街で住民が少なく、会社もない点が最下位の理由でしょう。山手線ゲームでもなかなか出てこない知名度の低い駅です。そもそも関東在住ではない人には駅名の読み方すらわからないかもしれません(笑)」(前出・鉄道ライター)

 下から2番めは目白駅。その上は田端駅。駒込、新大久保と続く。ワースト5の駅には、一度も降りたことがない人も多いことだろう。高輪ゲートウェイ駅はきっとすぐにこれらの駅を追い越していくはずだ。

ライフ