ビル・ゲイツのマイクロソフト取締役退任とコロナウイルス支援に大絶賛の嵐!

 3月13日、米マイクロソフト(MS)は共同創業者で元最高経営責任者(CEO)のビル・ゲイツ氏が取締役を退任したと発表した。今後、ゲイツ氏は同社の技術顧問は続けながらも慈善事業に専念するといい、ネット上では称賛の声が上がっている。

「ゲイツ氏は1975年に故ポール・アレン氏とMSを設立し、パソコン向けOS『ウィンドウズ』を爆発的にヒットさせ、世界的なソフトメーカーに育て上げました。世界長者番付の一位に何度も輝くなど、世界一の富豪としても知られています。近年は妻のメリンダ氏と設立した『ビル&メリンダ・ゲイツ財団』で、感染症対策などの公衆衛生や貧困の改善、教育支援などに取り組んでいて、今後は財団での活動に軸足を置いて活動を続けるといいます」(社会部記者)

 なお、同財団は新型コロナウイルスへの支援も積極的におこなっており、WHOや米国疾病管理予防センターに合わせて1億ドル(約100億円)以上の資金援助をし、ウイルス感染を判定する家庭用検査キットを提供する準備も進めていることも発表している。

 ゲイツ氏の慈善活動への専念についてネット上では、《近年はウイルスクライシスを警告していたし、それに注力することを判断したのだろう。実に彼らしく潔い決断だと思う》《財団が目覚ましい成果を挙げて新型コロナ克服に貢献し、ノーベル平和賞を獲得するかもしれない》《いつまでも役職にしがみついて離れない日本の経営者に爪の垢を煎じて飲ませたい》などの意見が寄せられている。

 今後のゲイツ氏の活躍に期待したい。

(小林洋三)

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