朝日奈央が“師匠”のバカリズムに「最低!」を連発したホッコリな理由とは?

 タレントの朝日奈央が芸能界の先輩かつ恩人と慕うバカリズムに対して「最低、最悪」といった暴言を連発した。

 3月15日放送の「バカリズム特番〜朝日奈央の恩返し〜」(フジテレビONE)で朝日は、バカリズムの故郷・福岡を舞台に感謝の気持ちを込めて一日中おごりまくることに。しかし二人のやり取りは師匠と弟子という関係には見えなかったというのである。

「二人の師弟関係は、アイドルバラエティ『アイドリング!!!』に朝日が二期生として加入した2008年からの12年にも及びます。番組の冒頭でバカリズムは朝日が本当にお金を持っていなかったと回顧し、朝日も『私、(給料日の)25日までギリギリの生活していた』と告白。横山ルリカはよくおごってくれたが菊地亜美はさっぱりだったなど、往時を懐かしむ会話が交わされていました。しかし、ここからバカリズムならではの盛大なイジリが発動。朝食代わりに訪れたコーヒーショップでやたらと大きなリアクションを取る朝日を『ワイプやりすぎ』と断罪し、しまいには『勉強になる。教えて、リアクションの仕方とか』と追い詰め、朝日に『もう最低、最悪!』と叫ばせていたのです」(アイドル誌ライター)

 それでもバカリズムの追撃は止まらず、カフェラテのラテアートに感激する朝日に「生まれて初めて見たわけじゃないでしょ?」「店員さんだって《そんな言う?》って絶対思ってんじゃねえのかな」と問い詰め、これには朝日も笑いながら「ほんとに悪魔!悪魔!」と絶叫だ。さらには味を食レポするように求められるも、「(緊張で)しないよ、味なんて!」とキレ気味の朝日だったが、その様子が傍から見ると仲の良いカップルさながらだったのは気のせいだろうか。

 次いで二人はクレーンゲームで4700円を散在(しかも収穫ゼロ)。色違いのトレーナーを朝日のおごりで購入し、赤黄コンビの出で立ちで、タモリもひいきにする高級うなぎ屋でうな重の上(3760円)を昼に食すなど、朝日の売れっ子ぶりを露わにしていたのである。

 最後はモツ鍋屋で夕食を摂りながら、10月30日に「バカリズム特番〜アイドリング!!!の恩返し〜」を放送するとサプライズ発表。朝日が虚を突かれると、その出演メンバーを朝日が集めていく月一のレギュラー番組も明かされ、大喜びの朝日はバカリズムにデザートを勧めるという現金なところを見せていた。そんな特番の一部始終からは、二人の関係がアイドリング!!!の解散から5年が経った今でも何ら変わらない様子がひしひしと伝わってきたというのだ。

「弟子や後輩が売れるにつれて妙に卑屈な態度を取ったり、もしくは先輩風を吹かせる芸能人が少なくない中、バカリズムは『アイドリング!!!』の放送当時と何ら変わらないフラットな態度で朝日に接していました。一方の朝日もバカリズムに対してタメ口を叩く場面が多く、知らない人が見れば売れたことによる増長に写ったかもしれませんが、そんな態度も実は10年前から一緒。彼女は中二でアイドルデビューした当初から真面目さとタメ口を併せ持つ愛されキャラだったのです。それゆえバカリズムに『最低!悪魔!』と言い放つのもファンにとっては十年一日のごとし。ひとつだけ変わったのは、朝日がおごる立場になったことであり、それこそが彼女が芸能界で成功した証だといえるでしょう」(前出・アイドル誌ライター)

 朝日のタメ口に接したバカリズムは、本質は変わらずに芸能人として成長する姿に、ますます目を細めていたに違いなさそうだ。

(北野大知)

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