「知らなくていいコト」最終回“モヤモヤ”指摘の一方で爪痕残した出演者とは

 3月11日、吉高由里子主演ドラマ「知らなくていいコト」(日本テレビ系)の最終回が放送され、平均視聴率10・6%と自己最高記録を更新する好成績を残した。

 スクープを連発する週刊誌の敏腕記者・真壁ケイト(吉高)は、自分が不貞の果てに生まれ、その父は殺人犯と知る。だが実は、父は本妻との当時3歳の息子の過失をかばい、服役したことを突き止める。

 そんなケイトを支えてきた元カレの尾高由一郎(柄本佑)は、“妻と離婚するから結婚しよう”とプロポーズする。しかし尾高には小さな子供がいるため、ケイトは受け入れることを躊躇。結局、尾高の妻は子供を置いていき、離婚を承諾し、尾高はシングルファーザーに。一方のケイトはデスクとなり、日々一記者としても現場におもむく日々に戻るのだった。

 この展開に視聴者は「先週まで尾高もケイトも好きだったのに、最終回で嫌いになりそう! なんでこんなことに」「ケイトは尾高さん振っておいて今更好きとか言って、尾高は尾高で結婚しておいて今さら好きとか、2人とも自分勝手」など、なんとなくモヤモヤ感が残ったようだ。

 一方、ケイトの出生の秘密を他誌に売り、罪悪感にさいなまれた野中春樹(重岡大毅・ジャニーズWEST)は、精神的に不安定となり会社を去るのだが、この流れについての評判は上々のようだ。

「野中は、これまで視聴者から、散々『ゲス』『最低野郎』と言われてきましたが、最終回では心を病んだ野中を見事に演じ、ネット上には『イカれた演技うまいな』『野中のヤバさ際立つ。凄い!』など、称賛の声が多数あがっていました」(テレビ誌ライター)

 最終回でモヤモヤさせた主人公よりも、確実に爪痕を残した重岡のほうが好印象を残したようだ。

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