「コロナって心の病気やと…」ジャニーズタレントの“炎上発言”にフォローの声

 ジャニーズWESTのメンバー・中間淳太(34)が7月30日放送の情報バラエティ番組「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(ABCテレビ)に出演。コロナに関する発言をめぐって、放送後ネット上で炎上してしまった。

 この日の放送では第7波を迎えたコロナ禍を取り上げ、「5類」への引き下げの是非や行動制限の必要性に関して生討論が行われた。番組には感染症疫学の専門家として木村もりよ氏が招かれ、現在のコロナへの過剰な反応や、行動制限を批判する論調で番組は進んでいく。

 同局は近畿圏でのローカル番組ということもあり、27日に吉村洋文知事が「大阪モデル」で非常事態を示す「赤信号」を点灯させることを表明したことが話題に。政府が行動制限の要請をしないと判断した一方で、大阪府では重症化リスクの高い高齢者等に不要不急の外出自粛を要請しており、番組MCの東野幸治は「アクセルとブレーキを両方踏んでいる状態」と例えたが、これに中間は「まあだから行動制限してもあんまり意味ないって分かってるってことじゃないですか。だって日本人ちゃんとやってる方やと思うんですよ、それで(感染者数)世界最多って、僕その報道自体もあんま意味ないんじゃないかって思うんですよ」と持論を展開した。

 さらに、政府分科会の保身的な対応について専門家陣は「職務放棄です」「この人(尾身会長)が責任放棄してどうするんですかって話。もっと腹立つのは岸田首相ですけどね」と分科会を大バッシング。
 
 議論が白熱する中で意見を求められた中間は「まぁ、どの立場で言うてんねやって話は分かるんですけど、僕もそう思うし」と専門家陣に同調した上で、「あとコロナほんとに、議論する度に『いやでも死者数が出てる』とか言う人もいるんです。でもそれって他の病気も一緒やし、コロナだけじゃないじゃないですか。だから僕もはやコロナって心の病気やと思ってます今は」とクールに見解を語った。

 この発言に対し、出演者の海原ともこは「中間くんが言うのめっちゃわかります。心の病気って言われたらそうか…。人の目が気になっちゃうように、仕向けられてるかもしれないな、とは思いますよね。『あの人マスクしてないな』とか」と、「心の病気」という表現にフォローを入れる一幕があった。

 中間の一連の発言は、切り取られた形の動画で、SNS上で拡散され、《心の病気を抱えている人にも、コロナで苦しんでいる人にも無礼な発言》《医療従事者が大変な思いをしているのに、小バカにしたような言い方に幻滅した》などと批判の声が続出。しかし、番組の視聴者からは《コロナという病気を過剰に意識してることが心の病気って言いたいんだろうけど、少し言葉足らずで『コロナは心の病気』というワードだけが独り歩きしてしまったな》《『怖がりすぎて心の病気になる』というニュアンスなら、ちゃんとそう伝わるように言うべきだった》《東野さんや海原ともこさんがフォローしてたけど、そりゃ勘違いされる言い方してるよ》《コメント力の無さが露呈しちゃったかな》と、誤解を招く発言だという指摘の声も聞かれた。

 ジャニーズの看板を背負い、コメンテーターとして活躍する中間には、この炎上を教訓にしてほしい。

(浜野ふみ)

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