「水ダウ」“軟禁企画”参加のお笑いトリオ解散に「度が過ぎる」の批判殺到!

 2月12日に放送された「水曜日のダウンタウン」(TBS系)の軟禁企画「体内時計メリークリスマスチャレンジ」が原因で、1組のお笑いトリオが解散する運びとなり、視聴者からは番組に否定的な声が上がっている。

 問題の企画は昨年末にスケジュールがガッツリ空いていた3組6人の芸人をターゲットに、昨年12月24日午前0時から敢行。倉庫内の時計のない部屋の中でそれぞれ過ごし、自身の体内時計のみをたよりに生活。24時間後であるクリスマスの25日になった瞬間(午前0時)から同1時までの1時間の間に「メリークリスマス」と言って、部屋を出れば解放されるといった内容の企画となっていた。

「結果として、3組ともチャレンジに失敗。しかし、脱出失敗のペナルティーとして、今度は約1週間後である20年1月1日の年明けから初日の出まで(午前0時から同6時50分)の間に『ハッピーニューイヤー』と言って部屋を出れば解放される『ハッピーニューイヤーチャレンジ』が追加企画として行われることが告げられ、参加した芸人たちは分かりやすく絶望したんです」(テレビウオッチャー)

 1週間の間で毎日日付が変わった瞬間(午前0時から同0時10分)のわずか10分の間にボタンを押すことができれば脱出することができるという救済チャレンジも用意されていたが、いかんせん難易度は激高。奇跡的にピン芸人のGO!皆川がチャレンジ4日目に成功して年越しを待たずに脱出することができたものの、2組5人は翌年1月1日まで軟禁されることとなった。

 あまりにも過酷なチャレンジにスタジオでVTRを見ていたダウンタウン・松本人志も「ほんま精神おかしくなるで」と参加芸人たちを心配するコメントをしていたが、その嫌な予感は的中。追加チャレンジが発表された際、「無理だよ〜俺、マジで嫌いになるよ、2人のこと」と弱音を吐いていたお笑いトリオ・ギャルズが解散したことがスタジオで明かされていた。

 詳細な理由については触れられていなかったものの、チャレンジをVTRで見届けたスタジオ出演者からは「この企画のせいでしょ!」というツッコミが出ており、この悲惨過ぎる結果に視聴者からも「これはさすがにやり過ぎだわ」「もっと芸人さんのことを考えてあげて」「こんなチャレンジ、ギャラがそれなりに出てもやりたくないわ」など、企画内容のぶっ飛び具合に非難の声が寄せられた。

「2月5日に放送された同番組の別企画『山田勝己に【SASUKE】と言わせずロケするの不可能説』に登場したお笑いコンビ・ミキも自身のラジオ番組『ミキの兄弟でんぱ!』(KBS京都)で、『水ダウ』の愚痴をこぼしていましたね。こちらは番組の編集に納得がいかなかったようで、『あんなんするやったらもう出えへん』『編集の暴力』と怒りを露わにしていました。どうやら検証内容をスタッフから伝えられた際、編集によりミキの2人がやる気がないように見えてしまい、一部視聴者の批判を買ってしまったことに納得ができなかったようですね。『水ダウ』は笑いを最優先し企画内容も度を超えたものが多いですが、編集も好き放題していたとなれば、番組に不満を持っている芸人も多いのではないでしょうか」(エンタメ誌ライター)

 人気番組とあって、番組に出演したことがきっかけとなり人気に火が付く芸人がいるのも事実だが、番組を支えているのも芸人ということを肝に銘じて、スタッフは番組作りに励んでほしいところだ。

(田中康)

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