2019年「女子プロゴルフ」舞台裏を一挙出し!(3)スッキリしなかった「暴言事件」

─今年は「黄金世代」の躍進もあって、ベテランの佐伯三貴(35)や9年連続シード権を守ってきた大江香織(29)などの人気選手が第一線から退きます。

B 09年に年間5勝した諸見里しのぶ(33)の撤退も残念。シード入りした選手は「最終QTは二度と出場したくない」って話すぐらい過酷だからね。

D 無観客試合でプレー中は順位もわからない。昨年は35位の金田久美子(30)が開幕戦はセーフで、40位の渋野はアウトだった。

C ただ、昨年の最終QTはアン・シネ(28)がいて助かったな。報道陣も試合中の同行はできないから、撮影できるのは18番からクラブハウスに戻る時だけ。彼女は上着を肩にズラして、巨大なバストを強調したポーズを撮らせてくれたよ。

A 今年のプロテストではチーム関係者から「集中しろ」とハッパをかけられ、2日目からトレードマークの超ミニスカを封印して合格。最終QTも昨年の51位から25位にジャンプアップしました。

C 来年の夏は、米国で流行したミニスカ・ワンピとか、背中がパックリと開いたタンクトップとか、最新の艶ファッションでファンを喜ばせてほしい。

─17年8月、米女子ツアーではドレスコード問題が起こって罰金規定が設けられましたが‥‥。

D 結局、タンクトップにしても襟があるものは認められた。スカート丈も過度な露出への制限であり、国内への影響はないですよ。

A 来年は東京五輪もありますし、ウエア部門でも「黄金世代」が牽引してほしいですね。

D そういえば、しぶこフィーバーの陰で、藍ちゃんや古閑にテレビ局からオファーが殺到しているとか。

B ゴルフ番組とかそうだね。選手たちの本音を聞き出せるから。特に注目されているのが佐伯。東北福祉大出身で松山英樹の先輩になるんだけど、あのわがままで有名な松山が、姉御肌の彼女にだけは頭が上がらない。すでにテレビ朝日やTBSが佐伯に打診しているという話もある。

A 来年も今年以上に盛り上がるといいですね。笠りつ子(32)の「暴言事件」のようなことはもう勘弁です。

B 脱衣場に常備のバスタオルがなくて、コース関係者に「死ね」と言った騒動ね。まあ、その発言は許されるものではないけど、選手を守るべきLPGAの対応にも疑問が残った。

C 確かに。そもそも公になる前に当事者間で和解していたという話もある。それなのに大御所の岡本綾子(68)がスポーツ紙のコラムで問題提起しちゃった。

A 笠側は早期の謝罪会見を希望していましたが、LPGAの意向でトラブルから26日後にやっと会見。しかも寒風が吹きつける夜空の下で。これには驚きました。

B LPGAは「会見にノータッチ」というスタンスで、クラブハウス内での会見を拒否していた。

C 「暴言事件」の発端になった「タオル騒動」の説明もウヤムヤのままだし。

D 小林会長としては「暴言事件」の調査をして、処分(厳重注意&新人セミナー3日間)を下したところで幕引きというスタンス。

A ほんと、スッキリしませんよね。岡本さんと小林会長の関係がよくないという声も聞かれるし、長引く「放映権」を巡る放送局とのトラブルといい、LPGA内のゴタゴタが透けて見えた1年でもありました。

B 藍ちゃん以来の女子ゴルフブームだけに、来季はファンが大喜びする「ファン・ファースト」のツアーにしてほしいね。

A:スポーツ紙記者/B:民放局デスク/C:ゴルフ誌カメラマン/D:日本女子プロゴルフ協会関係者

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