元日本代表MF本田圭佑が11月6日、自身のツイッターアカウントを更新し、ついに新天地のクラブが決定したことを報告している。
「プレイするクラブ決めました!」と日本語と英語の両方で綴った本田は、続けて「オランダのフィテッセでプレーします!さー気張ってきます!」とも連投し、先日からトレーニングへの参加を許されていたオランダ・エールディビジのフィテッセから正式な契約を勝ち取ったことを興奮気味に報告。ひとまず今季が終了する2020年6月末までの単年契約を締結したようだ。
本田は今夏にオーストラリアのメルボルン・ビクトリーを退団して以降、所属先が一向に決まらない未所属の状態が続き、ツイッター上でイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドやイタリアの古巣ミランに対して名指しで契約をアピールする“逆オファー“のツイートを投稿するなど、なりふり構わない姿勢で懸命に新天地を模索していた。
「このフィテッセは、かつて本田がエースとして在籍したCSKAモスクワのレオニド・スルツキー監督が指揮をとっており、その恩師が熱心に本田を求めてくれたようです。また、本田はモスクワへ渡る前にこのオランダのVVVフェンロで大活躍した実績もあり、現地のファンからも“絶対に獲得すべき!“といった声が出ていました。もちろん日本のファンもようやく本田の所属先が決まったことで安堵の声を上げていますが、なにより称賛されているのは恥も外聞も厭わなかった本田の必死なSNSでのアピールです。通常、33歳となった選手がツイッター上で『俺はまだトップクラスのレベルだ』などとつぶやき、ビッグクラブへ契約話を直接持ちかけるというのはなかなか出来ることではなく、前代未聞の“就活ぶり“でした。ネットではこうした本田の姿勢に対して『やっぱ本田選手って凄いです。言って恥をかく可能性もあるのに自分を鼓舞して追い込んでいくストイックさ』『決まって良かった!待ってダメなら自ら掴みに行く、本田の行動力だからこそ掴めた契約なのではないかと思う!』『SNSでの就活を嘲笑する人がいようと、本田にとってはいつも通り屁でもなかったにちがいない』などと絶賛する声が続々と寄せられています」(スポーツライター)
誰よりもガッツと根性、そして自分自身を疑わない信念を持っていた本田。次なる戦場はピッチの上だ。最高の勇姿を届けてほしいところである。
(木村慎吾)