「爆笑してたよね?」「放送事故じゃん」などとツッコミの声が寄せられたのは、6月24日放送のフジテレビ系ニュース番組「Live News イット!」。メインキャスターの青井実アナウンサーの振る舞いが物議を醸すこととなった。
この日に伝えたのはギリシャの観光地、ヒオス島で発生した山火事のニュース。番組はヒオス島を「エーゲ海に浮かび、美しい自然や石造りの街並みを誇る人気の島」と紹介し、22日に島の中心部で火災が発生したと説明。燃え盛る炎の前で、懸命に消火活動にあたる消防士たちや、バスに乗って避難する住民たちの映像を紹介した。
その後、「当局は24日も一部地域に避難指示を出すなど、懸命の消火活動が続いています」とのナレーションで山火事のニュースを締めくくったのだが、映像がスタジオに切り替わった瞬間、そこには満面の笑顔を浮かべる青井アナウンサーの姿が…。
「誰かと話をしていたのか、青井アナは前のめりになって笑っていました。カメラに気付いた青井アナはすぐさま険しい表情を作って『ではお天気見ていきましょう』と、ガチャピンが待機しているお天気中継カメラにつないでいました。もしかしたら、青井アナはお天気チームと雑談を交わしていたのかもしれません。笑っていたのは一瞬とはいえ、直前まで悲惨な山火事のニュースを伝えていただけに、多くの視聴者が違和感を抱いた様子。ネット上には『あの笑顔はないわ』『なんで笑えるの?』などと批判コメントが寄せられていました。フジテレビといえば、2011年に東日本大震災が発生した際、『あー笑えてきた』という女性スタッフの音声がオンエアされて猛バッシングを浴びました。海外ニュースを扱う時はナレーターまかせになっていますが、青井アナはオンエア中のニュースとしっかり向き合うべきだったかもしれません」(メディア誌ライター)
今年4月には、番組スタッフに対する「叱責」や「不適切な言動」で生謝罪した青井アナ。もしも周囲に優しく接していれば、この「放送事故」は未然に防げたのかもしれない。