コメ不足による価格高騰で“令和の米騒動”が巻き起こる現在でも、ご飯のおかわり自由を継続する庶民の味方「やよい軒」。そんな同チェーンでまたご飯が進みそうなこだわりの特選シリーズが登場したということで、さっそく食べに行ってみた。
6月3日から新たに発売された「~徳島県産阿波彩どり使用~鶏とサバの天ぷら定食(とり天2個・サバ天2個)」(税込1090円)は、銘柄鶏である阿波彩どりと北海道で水揚げされた脂ののったサバを店内で揚げ、「天つゆ・大根おろし」「抹茶塩」「青しばタルタル」という3種の調味料で楽しめる天ぷら定食となっている。
とり天とサバ天はどちらも2個ずつだが、どちらも大ぶりなのでボリューム満点。とり天は衣がサクッと軽く、もも肉はプリッとした弾力がありつつも歯切れは柔らか。味わいはわりとあっさりめだが、ジューシーでほのかに甘みが感じられる。抹茶塩を付けると、抹茶のほのかな苦味と塩の塩味が素材の味を引き立ててくれる。天つゆ・大根おろしは甘みのあるつゆとみずみずしく爽やかな大根おろしがさっぱりしていて、青しばタルタルはしば漬けのザクザクとした食感とタルタルソースの濃厚な味わいを加えてくれる。
サバ天はしっかりと肉厚で脂のりも良く、そのままでも十分食べられるほど濃厚な旨味が感じられる。こちらも3種の調味料をそれぞれ付けていただいてみたが、素材の味がかなりしっかりしているので抹茶塩や青しばタルタルよりも、天つゆ・大根おろしであっさり食べた方が相性が良いと感じた。
2種の天ぷらを3つの違う食べ方で楽しめるので、もうとにかくご飯が進む進む。とり天もサバ天もジューシーではあるものの衣は軽く、胃がもたれるような油っこさはないので、ついつい2回もおかわりをしてしまい、お腹いっぱいになるまで存分に楽しむことができた。心ゆくまでお米を楽しみたい方はぜひご賞味を。
(小林洋三)