新年度が始まり、引っ越しの繁忙期は過ぎたものの、時期をずらしてこれから転居する、という人も多いようだ。
その際、特に気になるのは費用だろう。大手から中小まで業者の数は多く、相見積もりをとっても、数万円以上の差が出ることは珍しくない。実際、約20万円の見積もりを提示された人が、別の業者では8万円だったというケースもあり、いくらが適正料金なのか判断に迷うところ。
同じ悩みを持つ人は少なくないようで、Xには、「引っ越し業者から吹っ掛けられないためのTips」が大量に集まっている。以下、コメントを見てみよう。
《サカイ引越センターは一番最後に呼ぶ。大体希望額にしてくれる》《金額を提示されたら『Xで公開して、他の人に聞いてみます』っていうのが最終兵器》《繁忙期と土日を避けるだけでだいぶ違う》
また、家財道具を鉄道のコンテナに積み込んで長距離移動させるという「裏ワザ」的な方法もあるという。鉄道輸送では、列車で運ぶ前後の数日間、貨物駅でコンテナを無料保管してくれるので、その間に自分で車を運転して、荷下ろしをするのだとか。長距離になればなるほど割安になり、例えば東京~福岡間は、5トンコンテナの場合、約6万円程度だという。
ところで、引っ越し業者の中には、見積もり時に梱包用のダンボールを置いていく者もいる。だが、結果的に他の業者に頼むことになると、そのダンボールの「引取料」を請求してくるケースがあるという。見積もり段階では梱包資材類は受け取らないほうがいいだろう。
引っ越し費用は、業者との交渉次第で数万円は変わってくる。先人の残したTipsを有効に活用したい。
(ケン高田)