働き方改革関連法で急増!「引っ越し難民」にならない方法とは?

 新年度を迎え、進学や就職、転勤に向けた引っ越し需給がひっ迫していて、引越し業者が見つからない“引っ越し難民”が急増している。業者を見つけられたとしても、通常の何倍もの料金に値上がりしているというが、この時期にお金を掛けずに引っ越すためにはどうしたらいいのだろうか?

「住民基本台帳の月別移動者数によると、3月と4月に引っ越しをする人が全体の4分の1以上を占めていて、今がまさに引っ越しシーズンのピークとなっているのです。加えて、今年は新型コロナウイルスの5類移行によって控えていた異動を再開する企業が増え、また働き方改革関連法によって時間外労働の上限規制がはじまったことから、ドライバーが足りないという業者も多く、引っ越し難民の急増に拍車をかけているのです」(社会部記者)

 引っ越しのピークは4月14日頃まで続くとみられていて、その間は引越し業者を見つけられたとしても料金は高騰した状態となっている。SNSなどには単身で見積もりを依頼したところ、近距離にもかかわらず20万円以上を提示されたという声も寄せられている。急な異動や転勤で、この4月にどうしても引っ越ししなければならない際に取るべき方法とは?

「引っ越し難民にならないためには、早めに業者に依頼するか、引っ越し時期を遅らせるのがベストな方法だと思います。しかし、どうしてもこれからすぐに引っ越しをしなければならない場合は、学校や仕事で必要なものだけを持って身ひとつで移動してしまうのがオススメです。布団などは現地調達でもいいですし、どうしても持っていきたいならレンタカーを借りて必要最低限の荷物だけを運びましょう。残りの運びきれない荷物はレンタルルームなどに預けて、シーズンのピークが過ぎた5月以降に業者に依頼して運んでもらえば比較的お金を掛けずに引っ越しすることが可能です」(フリージャーナリスト)

 業者が見つからなくて困っている人は実践してみてはいかがだろうか?

(小林洋三)

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