もはやバイク乗りや自転車乗りにとっては必需品かもしれない。
ワークマンが「イナレムプレミアム バッグイン レインジャケット ライディングモデル」の継続販売をスタートさせた。同商品は昨年の東京モーターサイクルショーに出店され、バックパックを背負った状態でも羽織れると、ライダーたちに大好評だった。耐水圧35000mm、透湿度30000g/m2/24hを達成し、ヘルメットの上からもかぶれる大型フードの利便性も高い。
また、左袖後ろから背中のベンチレーションをつたい、右袖後ろにかけてデザインの邪魔にならない反射糸を採用。視野性を確保しながらも、反射してほしいときだけ光るので、街着としてもなじみやすい。一般的なレインウェアよりも使用する生地が多い分、コストがかかっているが、価格は4900円と、5000円以内に収まっているのは、ワークマンならではの価格設定と言えるだろう。
「なぜここまでライダーに寄り添った商品が完成したかというと、実は、HONDAの二輪デザイナーが監修を務めているからなんです。ベタつきにくい3レイヤー生地や、背中のベンチレーション、屈んでも背中が出にくいサイクルカット仕様は、どれも二輪を知り尽くしているからこそできたといっていいでしょう」(衣料ジャーナリスト)
ただし、フードについては、風による巻き込みや、収納時にかさばりが出るため、バイクよりも自転車などで利用したほうが使い勝手は良さそうだ。
ライディング用のレインウェアは2~3万円する商品も珍しくなく、通勤通学や配達など、日常的な使用ではコストパフォーマンスが気になってしまいがちだが、4900円なら気軽に着倒すことができるだろう。
まだちょっと先ではあるものの、同商品があれば憂鬱な梅雨時の走行も楽しくなるかもしれない。
(ケン高田)