世界初の市販用レトルト食品としても知られる大塚食品の「ボンカレー」が、3月17日からにんにく量を2倍にした「ボンカレーネオ にんにくマシマシ 辛口」を発売する。にんにくブームがついに家族向け商品にまで浸透してきたが、果たしてにんにくは1日にどれくらい食べても大丈夫なのだろうか?
「大塚食品によると、近年では刺激的な味のニーズが増加しており、昨年8月に『ボンカレーゴールド うま辛にんにく 辛口』や『ボンカレーネオ 焦がしにんにく やみつきスパイシー辛口』を発売したところ好評だったといいます。また、多くの客から『にんにくの味わいをもっと感じる製品を』といった要望があり、にんにく量を2倍に増やして濃厚でしっかりとしたにんにくのコクと旨みが楽しめる新商品の開発を決めたとしています」(フードライター)
ここ最近のにんにくブームは、いわゆる二郎系ラーメンが火付け役といわれている。その後、新型コロナウイルスの感染拡大でマスクの着用やリモートワークが急増したことで、口臭を気にする必要がなくなったためにんにく需要がさらに拡大。牛丼チェーン「松屋」が販売した限定商品「シュクメルリ」が爆発的にヒットした例もあるように、コロナ禍が収束した今でも多くの飲食チェーンがにんにくを使用した限定商品をこぞって開発しているのだ。
「にんにくには疲労回復やコレステロールを下げたり、免疫力アップに加えて、美肌効果もあるとされており、最近では女性の方でもにんにくを食べる方も増えています。コンビニでも使用した弁当やスナック菓子が数多く販売されていますが、あまりにたくさん食べてしまうのは実は危険。にんにくは食べ過ぎることで殺菌効果が強くなりすぎてしまい、お腹の善玉菌まで殺し腹痛や吐き気、めまいといった症状を引き起こす場合があります。大量に食べたことで猛烈な腹痛になり、緊急搬送されたケースもあるので注意が必要です。にんにくは、生のままでは1日に1~2片、加熱したものでも4~6片程度までにとどめておくのが良いとされているので、参考にしてください」(フードジャーナリスト)
にんにくを使ったグルメは1日2食程度までがちょうど良いとい
(小林洋三)