「M-1」審査員から「サンドウィッチマン富澤が外れた理由」

 12月15日、漫才日本一決定戦「M-1グランプリ2024」(テレビ朝日系)の審査員が発表された。今年は9人の芸人が審査を務めるという。

「発表によると、今年の『M-1』で審査員を務めるのは、NON STYLE・石田明、海原やすよ ともこ・海原ともこ、アンタッチャブル・柴田英嗣、笑い飯・哲夫、博多華丸・博多大吉、ナイツ・塙宣之、中川家・礼二、かまいたち・山内健司、オードリー・若林正恭の9人とのこと。昨年まで審査員を務めていた松本人志は、活動休止中のため不在となりました」(芸能記者)

 また、昨年審査員を務めていた山田邦子やサンドウィッチマン・富澤たけしも、今回は不参加となった。その中でも富澤は、過去のM-1王者であり、人気・実力ともに高い芸人であることからネットで「富澤さんがいないのは寂しすぎる」「どうして外れたんだろう。今年もいてほしかった」などと惜しむ声が多数あがることに。

 そんな富澤は、昨年の時点で審査員の辞退を匂わせていたという。

「『M-1』後に放送された昨年末のラジオ番組にて富澤は、審査員について『1回もう今年で休みたいなと思って。5年くらいやったんで。やっぱり審査員も、ちょこちょこ変わった方がいいんじゃないのとは思いますよ』と、休止する考えを明かしていました。また、相方・伊達みきおからの『誰か(審査員を)やってほしい人いる?』という質問に対して『(アンタッチャブル)柴田さん。的確だからね。あんまり吉本だらけにしたくないだろうから』と、今年審査員に選ばれた人力舎所属の柴田を推薦する発言もしていたんです。

 他にも富澤は、2022年に出演したバラエティ番組にて『お笑いの学校とか行ったわけじゃないですし、感覚でやってきた人間なんで、(審査のコメントを振られた際に)それを論理的にあの短い時間で説明するって…』と、笑いを審査することへの苦悩を告白。さらに『帰ってから“あそこ何点だったな”とか、“もうちょっとなんか言ってあげれば良かったのにな”とか、それが1年ぐらい続いて、また“審査員お願いします”って…。僕らの票で人生が変わりますからね』と語るなど、審査員の重責をかなり感じていたようです。そういった背景もあり、今年は富澤自ら審査員の辞退を申し出たのかもしれません」(前出・芸能記者)

 12月22日に放送を控えた「M-1グランプリ」。今年は新たな顔ぶれの審査員にも大きな注目が集まりそうだ。

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