11月17日放送の「おしゃれクリップ」(日本テレビ系)で、今年家族で世界一周旅行をしたことを告白した音楽プロデューサーのつんく♂。
世界一周航空券を使って12カ国14都市を訪れ、自身のブログでは詳細なルートを紹介。自宅のあるハワイを起点に、子供の春休みと夏休みの時期に合わせ、2回に分けて実施。
芸能人らしいスケールの大きな旅だが、航空券代は目が飛び出るほどの高さではない。ルートや訪れた都市などから察するに、つんく♂一家が使用したのは、JALなどか加盟する航空会社連合「ワンワールド」の3大陸世界一周航空券だと思われる。
これはアジアと北中米、欧州(※中東・北アフリカを含む)の各都市を結ぶ形で、最大16フライトでルートを組むことができるというもの。9月に値上げが発表されたが、エコノミークラスなら36万8500円、ビジネスクラスは78万7600円。これに燃油サーチャージ、空港税などが利用区間に応じて加算されるが、ビジネスクラスでも100万円前後。日系航空会社の東京―ニューヨーク往復が正規料金だと180万円前後になるため、いかにお得か理解できるはずだ。
これまで3度の世界一周経験を持つ、旅行ライターの高島昌俊氏は、「ワンワールドだけでなく、ANAなどが加盟するスターアライアンスの世界一周航空券も有効期間は1年。そのため、複数回に分けて旅をすることもでき、プランの自由度が高い」と話す。
また、上級マイル会員のステータスに必要なポイントも獲得でき、ビジネスクラスの海外特典航空券と交換可能なマイルを手に入る。
「特にワンワールド世界一周航空券は、大陸制でルートを組むにあたって距離的な制限はありません。そのため、スターアライアンス世界一周航空券よりも大量のステータスポイントとマイルが獲得しやすいんです」(高島氏)
もちろん、庶民にとっては十分高いが、世界一周できることを考え破格の値段。これなら一生に一度の贅沢としてなら叶えることは決して不可能ではないかもしれない。