今から10年前、出張費の不正受給が発覚し、辞職の際の号泣記者会見が当時話題となった野々村竜太郎元兵庫県議。現在はネット占い師などで生計を立てており、X(旧ツイッター)では政治とまったく関係ない内容ばかりだが、10月31日には珍しく兵庫県知事選について次のような投稿をしている。
《有権者に訴えたいのは斎藤元彦氏に投票しない落選させて欲しいことです! 最大の理由は議会全会一致で前知事の不信任決議案が可決成立した事実です》
斎藤前知事の再選を望んでいないのは理解できるが、あえて「落選させて欲しい」という言葉を用いるなど元県議の投稿にしてはかなり攻撃的な文面だ。
ただし、その前後には自身がカラオケで熱唱した歌の得点画面と曲に対する感想、「NHKのど自慢」に出演して合格したいと綴るなど投稿内容によって温度差があまりに大きい。しかも、念願叶って番組に出演できた際には、《号泣議員でお馴染み どこそこから来ました野々村竜太郎でございます》と自己紹介の内容を決めていることも明かしている。
「政治への関心はあるようですが、9月25日の投稿では《選挙に立候補するより女性とデートしたい》と本音を明かしています。しかも、希望の女性像として条件を7つも挙げていて、いろんな意味でキャラに磨きがかかっているような気がします」(全国紙政治部記者)
ちなみに今回の選挙については、《清水貴之氏稲村和美氏のいずれか?》と当選は元参議院議員の清水候補、元尼崎市長の稲村候補のいずれかと予想。だが、斎藤前知事も猛追していると各メディアは報じており、接戦となる可能性が高い。
ただ、現役の占い師であれば、得意の西洋占星術と数秘術、四柱推命を用いて選挙戦の行方を占ってほしかったところだが…。