10月1日に石破茂氏が新総理に指名され、石破内閣が発足したが、反安倍派の議員を重用し、否定的だった早期の解散総選挙を打ち出すなど、与野党から総スカンを食らっているばかりか、世間からも「がっかりした」「ブレブレ」との声が漏れ伝わってくる。
そんな中、10月1日放送の「BSフジLIVEプライムニュース」にジャーナリストの櫻井よしこ氏が出演。総裁選を振り返って、石破総理の誕生を「最悪の選択」とこき下ろして話題を集めている。1回目の投票では、高市氏が獲得した国会議員票は72票。対する石破氏は46票。しかし、一騎打ちとなった2回目の投票では、石破氏が189票もの国会議員票を獲得して逆転。総裁の反町理キャスターは、「石破さんに国会議員票がブワーッと集まった背景には、靖国問題もあったかもしれない。選挙が近いとなると皆さん心配になって…」と述べて、選挙を考慮しての投票ではないかと分析。これに櫻井氏は選挙の影響を認めつつ、「安倍総理の後を継ぐということをはっきり仰っていた高市さんがいちばん御三方の中では良いのかな、と思いました」と述べてこう続けた。
「私は正直言って、石破さんが総理大臣におなりになったのは3人の中で最悪の選択だったと私は思っております。もちろん、石破さんを推した方が高市さんを推した方よりも多いから、私の考えは間違いかもしれませんけども、私自身の価値観から言うと、石破さんは私の中では最悪のチョイスだったんですね」
総裁選で有力候補に挙げられていた石破氏、高市氏、そして小泉進次郎氏の3人の中で、石破総理の誕生を「最悪の選択」と言い切ったことで、SNSでは《櫻井さん最高だな》《これは痛快すぎる》といったコメントが寄せられていた。
「安倍政権を支えた菅義偉元総理は、1回目の投票では小泉氏を推していましたが、決選投票になると、石破氏の支援にまわりました。岸田前総理も石破氏に乗ったと言われています。この点が櫻井氏にとってはどうしても納得できなかった様子。確かに、菅氏と岸田氏が“安倍政治”を否定してきた石破氏に乗り換えたのか。政策などは二の次で、ただ単に選挙を見越した投票行動なら、メッキがはがれるのは時間の問題かもしれません」(メディア誌ライター)
日本の将来のためにも、脚光を集めた櫻井氏の“最悪発言”が予言的中とならないことを祈るばかりだ。