今度は「三越」のニセモノ出現!本物そっくりの詐欺サイトを簡単に見破る方法があった

 東京・「日本橋三越本店」を名乗る不審なショッピングサイトや広告が発見され、三越が注意喚起している。

 偽のショッピングサイトは、アカウント名に三越のロゴやマークを入れるなど本物を装っており、うっかり騙されて注文してしまう客が出る可能性がある。

 三越は7月1日、公式Webサイト上に「三越を名乗る不審なショッピングサイト・広告にご注意ください」と呼びかけ、「最近、三越を名乗る不審なショッピングサイト・広告が存在することを確認しております。なりすましのショッピングサイトは、アカウント名にロゴやマークを入れるなど、当社のアカウントに酷似させております。お客さまにおかれましては、くれぐれもご注意いただきますようお願い申し上げます」と注意喚起している。

 偽のサイトは他にも発見されている。「グローバルワーク」や「ニコアンド」などを展開する「アダストリア」は6月26日、「フォーエバー21(FOREVER 21)」を装った偽サイトが確認されたと発表している。

 詐欺問題に詳しいジャーナリストが語る。

「詐欺サイトは極めて古典的な手法ですが、簡単に模倣できるため、近年再流行しつつあります。市場価格よりも極端に価格が安い場合は、いったん冷静になって偽サイトを疑ってください。本物かニセモノか判断しかねる場合は、一般財団法人日本サイバー犯罪対策センターが提供するWebサービス『SAGICHECK』でサイトの信ぴょう性を確認することができます。使い方は検索欄に確認したいWebサイトのアドレスを入力するだけ。ただし判定結果は100%完璧ではありませんので、あくまでも判断の参考として利用してください」

「三越」といえば、誰もが知っている老舗百貨店。Webサイトのロゴやマークを見ただけで本物と信じてしまいがちだが、まずは冷静に「URL」を確認しよう。またフィッシングサイトは海外で作成されているケースも多いので、日本語におかしな箇所がないか確認することも忘れないようにしたい。

(ケン高田)

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