7月3日に「世界衝撃映像100連発」(TBS系)で放送された「動物映像」がSNS上で物議を醸している。
問題の映像は「動物奇想天外」として紹介されたもので、撮影地は中国。とある住宅で、猫が階段を上り、隣の屋根に何度もジャンプしては失敗を繰り返すシーンが流された。猫は寸前のところで飛び移ることができず、身体を何回転もさせながら地面に叩きつけられる。番組ではこの猫のことを、「チャレンジ精神旺盛な猫」として紹介し、スタジオの出演者にも大ウケだった。
ところが、この映像は、撮影者が子猫をわざと屋根の上に置き、我が子を助けようとする母猫が、何度も屋根に飛び乗ろうとしては落下する様子を撮影した「虐待動画」だと、一部ネットユーザーが指摘したのだ。
「放送直後、SNS上では『元ネタ』と思しき動画が拡散され、動物虐待を訴える声が続出しました。一部の視聴者がTBSに抗議したこともあったようですが、同局は動画の背景について明らかにしていません」(テレビ誌ライター)
「元ネタ」とされた動画は、かねてより「動物虐待動画」としてSNS上では有名だったという。とはいえ、真偽は不明のままだ。果たして映像は、チャレンジ精神旺盛な猫だったのか、それとも…。
(ケン高田)