ドジャース・大谷翔平の新居購入の報道をめぐり、フジテレビがドジャースから取材パスを凍結されたとする一部報道について、同局系朝の情報番組「めざまし8」の司会を務める俳優の谷原章介が言及。ネット上の視聴者をザワつかせた。
大谷の新居をめぐっては、同局と日本テレビによる過剰報道が問題視されていた。新居が特定されるおそれのある航空写真の使用や、近隣住人へのインタビューなどが物議を醸す中、今月15日に米メディア「ドジャース・ネーション」は、ドジャースが両局のメディア資格を取り消したと報じた(※現在はこの記述は削除されている)。
しかし、報道以降も両局の情報番組から大谷情報が消える事はなく、連日映像付きで試合結果を報じている。これに対しネット上では《出禁報道あったのにめちゃめちゃ報じてる》《ドジャースに怒られて映像使えないはずじゃ?》など、疑問の声が囁かれている中、あの男がぶっこんだ。
「27日放送の『めざまし8』では、絶好調の大谷選手の成績についてピックアップ。“日本人初リーグ三冠王”も狙えるという成績にスタジオが大盛り上がりとなる中、コメンテーターで社会学者の古市憲寿は『結局、フジテレビと大谷選手の仲良い悪いみたいな話はどうなったんですか?こういう特集ができるって事は大丈夫なんですか?』とぶっこみ、スタジオにヒヤリとした空気が流れる一幕がありました」(番組ウォッチャー)
古市の質問に対し、MC谷原は「いやもう、報じるのは自由ですから。ただやっぱり、いろんなことがあったかどうかっていうのは、僕もよく分かんない。どっかで誰かが頑張って調整してるんじゃないかな」と推測。さらに古市から「でもこうやってできるってことは、関係は悪くないってことですかね?」と問われると「でも取材受けてくれてる訳じゃないから。(映像素材は)オフィシャルだから。オフィシャルのものを報じる分にはなんにも問題ないんじゃないですかね」と、爽やかな笑顔でぶっこみ質問をかわしたが、「ほんとさー、俺も、やりづらいぜ?」とぼやき、スタジオを笑わせた。
スタジオでは笑いに変えていたが、視聴者の反応は冷ややかだ。ネット上では《“報道するのは自由”っていう開き直る姿勢が、不適切報道につながってるのでは》《報じるの自由なら谷原さんの自宅と年収公開しな!嫌がられる事をして怒られてもこの態度、まさに“マスゴミ”》《やりづらいなーって笑いにしてるけど、全く笑えない》《谷原さんの当たり障りない回答は仕方ないけど、フジテレビの対応はくそダサすぎ》《フジテレビはトボけるってことにしたんだな》など、批判のコメントが殺到した。
今月21日、フジテレビは一部メディアからの取材の中で「大谷翔平選手と関係者の皆様にご迷惑をかけ、不快な思いを抱かせたことを大変申し訳なく思っています」と謝罪したが、この様子では視聴者に反省は伝わらないだろう。
(浜野ふみ)