日本テレビの水卜麻美アナウンサーが6月20日、「ZIP!」「DayDay.」(同局系)に連続出演。同局の恒例となった「24時間テレビ」の寄付金着服問題について謝罪した。
総合司会を務める「ZIP!」では、今年2024年の「24時間テレビ47」が8月31日から9月1日に開催されることを報告した後、23年11月に系列局である日本海テレビの経営戦略局・局長が寄付金などを10年間に渡って1100万円余り着服していたとして、懲戒処分になったことを謝罪。また、今回のテーマは以前から採用されていた「愛は地球を救う」から「愛は地球を救うのか?」に変更されたことも発表した。続く「DayDay.」にもスタジオ出演し、ここでも寄付金着服問題を謝罪。異例ともいえる2番組に渡るお詫び行脚となった。
水卜アナは6月1日付で管理職の〝チーフスペシャリスト〟に昇進。「24時間テレビ47」では、元同局のフリーアナ・羽鳥慎一と総合司会を担当する。立場的なこともあってか、日テレを代表しての〝お詫び役〟になったのかもしれない。
ネット上でも驚きを隠せず、《水卜アナが謝ったけど社長が謝罪すべき》と水卜アナを擁護する声、《寄付金は絶対払わない》と着服に怒りを覚える声、《答えが「NO」になったらどうするの?》と変更されたテーマを揶揄する声など、否定的なコメントがズラリと並んだ。寄付金着服やテーマ変更とは関係ないが、出演者にギャラが支払われることにも疑問の声が出た。
「多くの視聴者はチャリティー番組でありながらギャラが支給されることに矛盾と怒りを感じています。2013年7月の『FLASH』によれば、当時のギャラはメインパーソナリティを務めた嵐は5000万円、チャリティーマラソンランナーの森三中・大島美幸は1000万円、総合司会の羽鳥アナは500万円とありました。ちなみに、アメリカのチャリティー番組では世界的に有名なタレントでも全員ノーギャラです。寄付金の着服は大問題ですが、出演者のギャラも見直さないと一部の視聴者からはソッポを向かれるでしょう。欲を言えば、水卜アナには出演者のギャラ事情も明かしてほしかったです」(テレビ誌ライター)
〝ギャラは出演者を救う〟ことだけは間違いない。
(石田英明)