成人向けECサイト「FANZA」を運営する「デジタルコマース」は、6月14日、同サイト内でコミックなど同人サークルが制作して販売するコンテンツ「FANZA同人」におけるVISAブランドのクレジットカード決済を一時停止した。
同サイトのトップページには、「2024年6月14日(金)12時よりFANZA同人でのVISA決済を一時停止しております」とある。停止した理由や、停止期間は明かされておらず、「その他の決済手段へのご変更をお願いいたします」として、「今なら、お得なDMM JCBカードキャンペーンを実施中です」となっている。
デジタルコマースは18年3月より、それまでDMM.comのインターネットサービス事業の一部だった成人向け事業「DMM.R18」などを運営している。その後、「DMM.R18」は「FANZA」へと名称が変更されたのだが、では、同社による今回の「VISA締め出し」の背景には何があるのか。
「VISAブランドのクレカの一時停止は、身内企業が自社発行したJCBカードヘの変更が狙いだと考えられています。今後、FANZA内の他のコンテンツを購入する際も『DMM JCBカード』への変更を余儀なくされるケースもあるかもしれません。とはいえ、ユーザーにとってはキャンペーン期間中であれば、ボーナスポイントが大量ゲットできるなどメリットもあります。ネット上では、《速攻でJCBカードつくった》という報告もあり、不便さを訴える声は少ないようです」(スポーツ紙記者)
極上の艶系コンテンツが購入できるのなら、ファンはカードの種類など問わないのかもしれない。
(石田英明)