「マイナビオールスターゲーム2024」が7月23、24日にエスコンフィールドHOKKAIDOと神宮球場で行われる。
開催に先立ちファン投票が実施され、6月7日に中間発表が行われた。注目されているのは日本ハム選手の躍進だ。内野手部門で日本ハム・水野達稀がオリックス・紅林弘太郎を抜き1位をキープ中で、引き続きDHをのぞく全部門で日本ハムの選手が1位となっている。
DHの1位は西武・中村剛也だが、日ハムはフランミル・レイエスが4位につけており、約12万3000票差になっている。依然逆転の可能性を残しており、場合によっては全てのポジションを日ハム選手が占めることになるかもしれない。
日ハムからファン投票でオールスターに選出されたのは2022年が2人、23年は1人のみ。今年は、現在3位に位置するチームの躍進がそのまま得票に繋がったとみられているが、一方で「組織票」を疑う声も少なくなく、SNS上で物議を醸している。
スポーツライターが語る。
「今年のオールスターは第1戦がエスコンフィールドで開催されるため、日ハムファンがこぞって投票しているようです。一方で現在首位をぶっちぎりで独走しているソフトバンクの選手は1人も1位になっていません。成績が必ずしも得票に繋がるわけではありませんが、納得がいかないというファンも多いでしょうね。日ハムの新庄監督自身がこの状況に『うれしいけど面白いのかな』と懸念を示しています」
先発投手部門では、ロッテの佐々木朗希を抑えて日ハムの山﨑福也が1位になっている。ここまで6勝を上げている山﨑の成績は申し分ないものの、世間的な人気で佐々木らを上回るかといえば首をかしげざるを得ない。このまま1位が確定すれば、山﨑自身もプレッシャーを抱えることになるのではないか。
エスコンフィードではセ・リーグvsファイターズとなるのか? 日ハム勢の活躍に期待したい。
(ケン高田)