農林水産省は公式Xに、お酒と一緒にエナジードリンクを飲むと健康被害が起こる可能性があると投稿した。人気Vtuberらがお酒をエナジードリンクで割って飲むことを勧める生配信をしたことで問い合わせが相次いだことに対応したものとみられるが、他にもアルコールと相性の悪い飲み物や食べ物はあるのだろうか?
農林水産省は「カフェインは、コーヒーや茶のほか、エナジードリンクにも入っており、過剰摂取すると、めまい、震えなどが起こる可能性があります」と投稿。続けて、「お酒と一緒にカフェイン入り飲料を飲むことはやめてください。カフェインだけでなくアルコールの取り過ぎにつながります」と注意を促している。
お酒とエナジードリンクを一緒に飲むと過剰摂取の危険性があるだけでなく、アルコールとカフェインによる利尿作用で脱水症状を引き起こしたり、カフェインの効果で酔った状態に気づかずに悪酔いしてしまう可能性もあるという。
「他にもお酒と相性の悪い飲み物や食べ物は存在します。エナジードリンクと同じくコーヒーはカフェインの過剰摂取になる可能性があります。焼酎のコーヒー割りというものもありますが、コーヒーの方がエナジードリンクよりも脱水症状になりやすいといった意見もあるので要注意です。脱水というとスイカにも注意が必要です。河原のバーベキューでお酒とスイカを一緒にいただくなんてこともあるかもしれませんが、アルコールもスイカも利尿作用があり、さらに炎天下で痛飲すると急性アルコール中毒を引き起こす危険性もあります。また、ビールと一緒にレバーを食べるのは控えた方がいいかもしれません。レバーといえば焼き鳥の定番でありおつまみとしても人気ですが、食べ物の中でもトップクラスにプリン体を多く含んでいます。ビールも同じくプリン体が多いため、この組み合わせを好んで飲み食いしていると、痛風になるリスクが急速に高まってしまうのです」(管理栄養士)
これから気温が上がり、お酒が恋しくなる季節がやって来るが、食べ合わせや飲み合わせには十分に注意しよう。
(小林洋三)