宮根誠司が何と3日連続で被害者・ゲスト解説者を「容疑者」扱いのお粗末

 フリーアナウンサーの宮根誠司が5月9日、司会を務める「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)に出演。事件の被害者を「容疑者」と事実誤認発言をしてしまった。実は同じような失言を昨日も一昨日も……。

 9日の放送では、8日に東京・西新宿のタワーマンション施設内で起こった刺殺事件を特集した。この事件では和久井学容疑者が平沢俊乃さんをナイフで刺したとして、殺人未遂容疑で現行犯逮捕。和久井容疑者は平沢さんが以前、経営していたガールズバーの客で、「経営を応援するため、車やバイクを売って1000万円以上渡した」と供述しているという。

 今後の事件の行方について宮根は「和久井容疑者と『平沢容疑者』が出会ってからの人間関係、そこからお金が絡んできて、なぜ今回の残虐な犯行の動機になったのか……」と発言。あろうことか、被害者の平沢さんを「容疑者」と言ってしまったのだ。

「ミヤネ屋」では8日の放送でも、同事件を取り上げている。この日は元神奈川県警捜査1課長の鳴海達之氏がゲスト出演していたのだが、宮根は「鳴海さんにお聞きしたいと思いますが、この和久井容疑者ですけど、“体を傷だらけにしてやろうと思って刺した”と言っています。じゃあ、この『鳴海』、和久井容疑者と20代の女性ですが……」と、ゲスト解説者と和久井容疑者を混同。あわや、「鳴海容疑者」と発言するところだった。

 また7日の放送でも宮根は痛恨の失態をさらしている。この日の放送では、栃木・那須町で宝島龍太郎さんと妻の幸子さんが遺体で発見された事件を特集。すでに複数の容疑者が逮捕されているが、事件の首謀者として宝島さん夫妻の長女の内縁の夫・関根誠端容疑者も逮捕されたことを取り上げた。

 宮根は「この事件を計画して主導的に動いたとされる、いわゆる宝島さん夫妻の内縁の夫、関根容疑者……」と言ったところで、女性アナウンサーが「娘の内縁の夫です」と訂正。それでも宮根は事実関係を理解できず、「娘の内縁の夫の宝島容疑者を連れ出した……この関根容疑者の動機ですよね」と支離滅裂なコメント。被害者の宝島さん夫妻を「容疑者」と表現したのも致命的だ。

「もはや宮根は、容疑者と被害者、ゲスト解説者の区別が困難な状況になっているのか。番組内で人名を言うときは、間違えないようにカンペを見ているようですが、それでも頭の中で整理ができていないのでしょう。特に那須町の事件のように登場人物が多い場合は、誰が誰だか、きちんと理解しておかなければ視聴者も混乱する。司会者として失格なのでは」(テレビ誌ライター)

 次の失敗は許されない。

(石田英明)

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