4月1日から幕を開けたSnow Manの岩本照・深澤辰哉・宮舘涼太の3人が主演・演出する舞台「祭 GALA」で、警察が出動するという前代未聞のトラブルが発生した。
警察沙汰になったのは18日の公演で、舞台最前列に座った女性客が、スタッフから「本人確認」を求められたが、これを完全無視したことで始まった。開演時間が過ぎても幕を上げることができず、最終的に10人ほどのスタッフが女性客を取り囲んだ。だが、それでも女性はスマホをいじりながら、頑として確認に応じなかったという。
「開演予定時間から30分が過ぎても女性が身分証を提示しなかったため、仕方なく劇場側が折れて開演のアナウンスが流れました。しかし、この措置に対して今度は会場にいたファンから『えー!』と大ブーイングが起こり、結局そのまま15分の休憩に入ったのです。スタッフがその間に警察に連絡し、最終的に女性客は連行されました」(舞台関係者)
「祭GALA」はSnow Manが出演することもあり、チケットの争奪戦が繰り広げられ、抽選倍率は十数倍に跳ね上がっていた。販売価格はS席1万3500円だが、チケット売買サイトでは40万円以上で販売されているものもあり問題視されていた。
「このため、劇場側は公演当日にチケット購入者の本人確認を行う場合があると告知し、運転免許証やパスポート、マイナンバーカードなどの身分証明証を携行するよう求めていたんです。実際、チケットには転売防止のため、名義が記載されていましたね」(芸能ライター)
騒動中、劇場内にいた客がSNSへリアルタイムで投稿したこともあり、本人確認拒否を意味する「本確拒否」がトレンド入りする事態にもなった。
トラブルを起こした女性がなぜ「本確拒否」したのかは明らかになっていないが、結果的に舞台は1時間近くも開始が遅れてしまった。《損害賠償請求したら!?》との書き込みもされるほど、他の客や関係者に多大な迷惑をかけた事件となってしまったのである。
(ケン高田)