「リアル令嬢」アナたちのファミリーヒストリー大追跡(1)野球選手ごときに娘はやらん

「女子アナ」とかけて「大安の式場」と解く。その心は、どちらも令嬢(礼状)ばかり! ミスコン、モデル、国民的アイドル‥‥鳴り物入りの肩書アナばかりがもてはやされる昨今だが、〝才色兼美〟に加えてサラブレッド並みの名家の毛並みこそが女子アナの必要条件か。いざ本物の深窓の令嬢アナを発見!

 トップクラスの〝ガチ令嬢〟といえば、フリーの宇垣美里(33)が最右翼だろう。なんと彼女は誰もが日本史で学んだ陸軍大将・宇垣一成をルーツに持つ超名門の家系なのである。

「彼女の父方の祖父の大叔父にあたるのが宇垣一成。1938年(昭和13年)からの第1次近衛文麿内閣で外務大臣を務め、日中戦争打開を図った『宇垣工作』で知られています。一成は昭和天皇から『天才的』とまで評された処世術の持ち主で、『宇垣閥』を形成し、陸軍の主要ポストを独占しました。常に首相の有力候補として名前が挙がっていた昭和初期の超大物です」(歴史番組スタッフ)

 偉大な先祖について、彼女みずからがアッケラカンと語っている。

 18年3月放送のBS-TBS「ガード下☆ワンダーランド」で宇垣と共演したノンフィクション作家・本橋信宏氏が、ロケの合間に宇垣と交わした会話をインスタグラムで紹介。

「『宇垣さんって、あの宇垣一成陸軍大臣のご親戚ですか?』と冗談半分で尋ねたら、『はい、父方の親族なんですよー』と、超意外な返事」と驚きの報告。

 その上で総理大臣になるはずが、「軍部大臣現役武官制を盾にして、軍部が推薦してくれないので、組閣直前でダメになっちゃったんですよね」との彼女自身による〝偉大な祖先評〟を聞き出している。

 昨年フジを退社しフリーとなったミタパンこと三田友梨佳(36)は、芸能界から政財界まで幅広い人脈を持つ名門一家の生まれだ。テレビ局関係者が解説する。

「彼女が高級料亭『玄冶店 濱田家』の女将である三田啓子さんの娘であることはよく知られていますが、父親である三田芳裕氏は『玄冶店 濱田家』の代表にして、1873年(明治6年)開場の劇場・明治座の社長。銀座一帯の不動産を管理する銀座コリドーの代表も務めています」

 その先代もまた、斯界に名をとどろかせていた。

「祖父の三田政吉は政財界に非常に強い影響力を持っていた人物で、とりわけ自民党関係者の間では、政吉の手厚い支援により『誰しもがお世話になっている』と言われていたほど。06年に亡くなった際、築地本願寺で行われた葬儀には約5000人が参列し、当時の東京都知事・石原慎太郎が葬儀委員長を務めている」(テレビ局関係者)

 一方、悩ましい出来事も。

「ミタパンは20年に外資系企業勤務のエリート会社員と結婚しましたが、独身時代の14年に西武ライオンズの金子侑司(33)との熱愛が判明。金子は取材に『すごく大事な人』と彼女との交際を認めていました。三田も局の同僚にノロケまくって、周囲からそのままゴールインするかと思われていた。ところが、約3年の交際で破局してしまった。2人が別れた理由について『結果の出ていない野球選手ごときに娘はやらん!』と三田の父親が大反対したからと言われています」(テレビ関係者)

 名家にとっては、後継者ムコ取り問題こそが最重要課題なのかもしれない。

(つづく)

エンタメ