日本マクドナルドは、4月10日より「ベーコンポテトパイ」を期間限定で販売すると発表した。言わずと知れたマクドナルドの人気サイドメニューで、通年での取り扱いを求める声も少なくない。過去には10年以上にわたってレギュラーメニューに定着していたこともあるが、なぜ期間限定でしか販売されなくなってしまったのだろうか?
「サクサクのパイの中に、ホクホクのポテト、スモーキーなベーコン、オニオンなどの具材がたっぷり入ったベーコンポテトパイは、毎年再販されるたびに話題になる大人気商品です。3日にマクドナルドの公式Xが今年も期間限定で販売すると告知したところ、475万件表示されるなど相変わらずの注目度の高さで、《レギュラーメニューにもどして》と通年販売を求めるリプライも数多く寄せられていました」(ネットライター)
同商品は1990年に初登場すると、2002年までの12年間レギュラーメニューとして販売されていた。マクドナルドでは基本的に一度レギュラーから外れたメニューが再びレギュラーに返り咲くことはないのだが、ベーコンポテトパイは復活を望む声が数多く寄せられたことから09年に7年ぶりにレギュラーメニューに復活。しかし、11年に再びレギュラー販売が終了となると、その後は春の限定メニューとして毎年4月頃に登場するようになっている。
「マクドナルドはベーコンポテトパイを通年販売しない理由を明らかにしていませんが、これだけ人気の商品を通年販売しないのはもったいないと思ってしまいますよね。ただ、この商品は熱烈なファンがいる一方で、ド定番メニューである『マックフライポテト』とポテト被りしていることから注文をしたことがないという人も少なくないのです。さらに、ホクホクのパイであることから夏場は売上が落ちる傾向にあるともされており、期間を限定して需要を取り込もうという狙いがあるのではないでしょうか」(フードライター)
ただ、昨年は「スパイシーベーコンポテトパイ」が夏用商品として販売された経緯もあり、夏の売上が問題ないとなれば三たびレギュラーに返り咲くことがあるかもしれない。
(小林洋三)