英国軍兵士の栄養の源はなんと日本食だった!

 米国の軍事分析機関「グローバル・ファイヤーパワー」が先日発表した「世界の軍事力ランキング2024」で世界6位となった英国。NATO加盟国では米国に次ぐ軍事力を誇り、駐屯地などの施設はドイツやカナダ、シンガポール、ネパール、ケニア、カタールなど世界各国にある。

 そんな欧州随一の軍事大国でもある英国だったが、軍施設内で提供される食事はお世辞にも美味いとは言えなかった。そのため、国内の基地ではお昼のランチタイムに兵営食堂を利用する兵士は少なかったという。

「試行錯誤しても上手くいかず、そうした中で導入したのが補給担当者が提案した週一度の“国際料理の日”でした。当初はいろんな国の料理を出していましたが、特に評判が良かったのは日本料理。その後、兵士からの要望もあって頻繁に提供されるようになりました。結果、食堂の利用率が40%も上がったそうです」(軍事ジャーナリスト)

 ちなみに食堂で実際に出されていたのは、そばや天ぷら、寿司にすき焼きなど。すっかり兵士の胃袋の掴んでしまったことで英国軍の上層部はある決断を下す。それはマニアの間では“ミリメシ”と呼ばれるレーション(戦闘糧食)への日本食の採用。なんと今年から焼き鳥をメニューに加えることにしたのだ。

「焼き鳥は市販の缶詰も人気ですし、レーションに適した料理。自衛隊も採用しており、私も食べたことがありますが、しょうが風味のタレが絡んで大変美味しかったです。実際に隊員からも好評ですし、英国軍でも人気メニューになるのは間違いないでしょうね」(同)

 かつて味は二の次だったレーションも現在は各国ともに進化。今回の英国軍のように海外の料理を採用するケースも増えており、日本食が世界のミリメシを席巻する日もそう遠くないかもしれない。

※画像はロシア軍のレーション

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