ノブコブ吉村、「24時間テレビ」で“あわや放送事故”のピンチを救った手腕

 定評通りの”腕”を見せてくれた。

 平成ノブシコブシの吉村崇が8月24日深夜に放送された日本テレビ特番「24時間テレビ」内の「嵐にしやがれ」に出演。人気YouTuberの持ち込みゲームを嵐ら出演者が行う際、見事な仕切りを見せて称賛の声が上がっている。

 番組では人気YouTuberのガーリィレコードが発案した「気配切り」というゲームを行った。ゲームのルールは、参加者が目隠しをした状態で相手の気配を感じ取り、手持ちのウレタン棒(ゴム製の丸棒)で相手の体を先に叩くことができれば勝ちというもの。しかし、目隠しをして体を何度か回転させられ相手の場所が分かりづらいことに加え、ウレタン棒は一回だけしか縦に振ることしかできないため、駆け引き要素の強いゲームとなっていた。

 本来は2人でのタイマンで行われるそうだが、今回は3人ずつのブロックに分かれて対戦し、そのブロックの勝者である田中圭と横浜流星が決勝でぶつかった。

 だが、気配だけで相手を殴るという難易度が高いゲームとあって、なかなか一振りで相手をとらえることができず、仕切り直しの連発。結局、決勝も決着がつかないまま時間切れとなり、引き分けという締まりのない幕切れとなった。

 正直なところ、生放送向けのゲームとはいえないが、そんな中で評価されたのがゲームの司会進行を担当した吉村の”仕切り”だった。

「相手の気配を感じ取ることが大事なゲームなので、当然スタジオの出演者も静かに観戦することになります。吉村も『こっからはほぼ放送事故なんじゃないかというぐらい静かになりますので』と予告していましたが、案の定スタジオは沈黙に包まれシュールな画となりました。しかも試合の展開がスムーズに進まなかったことから、吉村は『1人なんでしょう? かがんでいる方がいらっしゃいます』『さあどうなるか?』とゲームに支障が出ない程度に実況。撮り直しが効かない生放送という状況下で、ギリギリの進行をこなしてみせました」(エンタメ誌ライター)

 そのためか、放送を見ていた視聴者からは《生放送での吉村の仕切りはすごいな》《頭の回転が早い。吉村がいなかったら放送事故になってただろ》《吉村に救われたな》といった声が上がっている。

「吉村といえば、昨年10月の『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で放送された〈生中継先に現れたヤバめ素人のさばき方で芸人の力量丸わかり説〉というドッキリ企画で、生放送中に角材を手にしたヤバめの素人が乱入してきた際、不審者を後ろ手で制しながら実況を続けるという見事な仕切りを見せました。その間も笑顔を絶やさず、放送事故と認識されないように配慮しながら行った勇気あるレポートには、スタジオでVTRを見ていたダウンタウンの松本人志も『パーフェクトやったね』と絶賛していました」(エンタメ誌ライター)

 これでまた、吉村への生放送仕事のオファーが増えそうな予感だ。

(本多ヒロシ)

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