自ら決断したというよりはハメられた!?
平成ノブシコブシの吉村崇が5月27日深夜に放送されたバラエティ番組「しくじり先生 俺みたいになるな!!」(テレビ朝日系)に出演。自身の愛車を後輩にプレゼントする破天荒ぶりが話題となっている。
この日の番組では、吉村の生き様に憧れているという芸人・お見送り芸人しんいちがゲスト出演。吉村が近々愛車を買い替えるという情報を耳にしたしんいちは、新車価格で約2000万円する吉村の現在の愛車「BMW i8」を買い取りたいという願望があることを打ち明けたところ、吉村がこれを承諾。しかも「よう言った! よし、くれてやろうじゃないか」と、“買い取り”ではなく、“譲る”と豪語したのだ。
ただ、吉村は「ローンの分がどれぐらい残ってるか分からないけど、そこは支払って。残り200万ぐらいだと思うけど」と、残りのローンをしんいちに払ってもらうというのを条件として提示していた。
しかし、共演のアルコ&ピース・平子祐希が「(吉村が)“ローン”すげえ言う。あげるって言ってるんだから、ローンはいいじゃん」と、軽めなツッコミを入れたことでその流れが一変。
それに便乗したオードリーの若林正恭が「そこなのよ。なんか引っ掛かるよね、(しんいちが)ローンは払うって、ちょっと…また次(2人が)絡むときに邪魔じゃない?」と話を広げたことで、吉村もヤケクソになり「ローンも俺が払うよ!」と、ローンの支払いも吉村持ちで、完全にプレゼントする流れに。
さらに若林は「じゃあ、ちょっと(車の)カギ持ってきてよ。今日からでしょ?」と追い打ちをかけ、逃げられなくなってしまった吉村は観念して楽屋にカギを取りに行き、しんいちにその場でとカギをポンと投げ渡した。吉村の愛車は中古価格でも1000万円ほどするため、R−1王者に輝いているしんいちとしてはR-1の優勝賞金500万円の2倍価値のある高級車をあっさりと手に入れることになった。
そんな吉村の男気を見た若林は「すごいな、カッコイイな。あれが吉村だよな。あの男は言ったら本当にやるもんな」と、吉村のスケールの大きさに感心していたわけだが、視聴者からは吉村の破天荒な人柄を絶賛する声が上がる一方で、一部からは「自分で決断したというよりは策士・若林にハメられたな」「これ、若林が話を大きくしたせいで、吉村さんは引くに引けない空気になってたよね。吉村さんが可哀想」「この一連のやり取りは若林さんのミスリードがあってのことだと思う。正直、笑えなかった」「若林がよくやる他人をけしかけて他人の身を削らせる笑い」「吉村の人柄を知った上で愛車の譲渡を誘導した。これを面白いというテレビの作り方は古い」など、吉村が愛車をプレゼントする流れに若林が強引に持っていたと判断する声も多い。
「吉村の愛車は7年前に納車したものながら、買取価格は約700万円ほどするそうですから、それを200万円ほどの残り分のローンの支払いのみで譲るというだけでも大分太っ腹なこと。それにしんいちが吉村に憧れているとはいえ、それはあくまでしんいちの一方的なものであり、2人はお互いの連絡先も知りませんし、吉村からすればよく分からない後輩に破格な条件を出したにも関わらず、若林の悪ノリで残りローンまで吉村持ちという形になってしまったため、あまりにも吉村が可哀想と感じる視聴者が多いようです。
実際、吉村が新たに購入するのは約4000万円ほどする高級車・マクラーレンで、ウソかホントか購入するにあたって、極楽とんぼの加藤浩次からお金を貸してもらうという話にもなっていると、吉村は自身のYouTubeチャンネルで話していました。そのため、本音は現在の愛車を売りに出して、少しでも購入費用の足しにしたかったはずですからね」(エンタメ誌ライター)
実際のところ、吉村自身が今回のやりとりを本心ではどう思っているのかは分からないが、吉村の株が上がったことは間違いないだろう。
(権田力也)