日本陸上競技連盟・ロードランニングコミッションリーダーの瀬古利彦氏が10月16日、「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)にゲスト出演。不在だった同番組コメンテーターの元テレビ朝日社員・玉川徹氏をチクリと刺した。
番組では、同15日に行われた2024年パリ五輪代表選考会のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)を特集。解説者として瀬古氏が登場し、冒頭でマラソンとは全く関係のない話で、大暴走してしまった。
瀬古氏は「今日、玉川さん、いないね。なんで? まだ謹慎中?」と、いきなり毒舌全開。キャスターを務めるフリーアナウンサーの羽鳥慎一アナが「自主謹慎です」とジョークで返すと、瀬古氏は「いじめてやろうかと思ったのに」と笑顔で残念がった。
玉川氏がテレ朝時代の22年9月、安倍晋三元首相の国葬に関して事実と異なる発言をしたとして、出勤停止10日間の懲戒処分を受けたのは周知のとおり。現在、玉川氏は10月9日から2週間の遅めの夏休みで番組を不在にしていたため、瀬古氏が「まだ謹慎中?」とイジったわけだ。
「瀬古氏と玉川氏の舌戦は同番組の恒例となっています。たとえば、19年1月の放送で、玉川氏が箱根駅伝について『関西の大学が全然出ていない』と疑問をぶつけると、瀬古氏は『ド素人ですね』と断じ、『関東大学駅伝競走大会となっています。関東で1都、山梨入れて7県の学生しか出られない』と説明。22年1月の放送では、玉川氏は瀬古氏に『全日本大学駅伝と箱根駅伝、どっちがうれしいんですか?勝ったら』と質問しました。瀬古氏は『そこが素人なんです。箱根駅伝がやっぱり一番うれしい』とバッサリ。玉川氏は『もう一方は全日本。関西も入っているんでしょ?関東だけの箱根がうれしいんですか?』と食い下がると、瀬古氏は『歴史が違いますから』と、玉川氏の反論を全く受け付けませんでした」(スポーツ紙記者)
駅伝レースも面白いが、瀬古氏と玉川氏の舌戦も負けていない。
(石田英明)