イメージはクズだが、後輩からの人気は高い?
お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶが3月29日に放送されたバラエティ番組「水曜日のダウンタウン」(TBS系)に出演。予期せぬ形で好感度が上がる事態となった。
番組では「令和のヨイショ王決定戦」と題し、番組の企画とは知らされていない先輩芸人との酒席で、挑戦者である後輩芸人が「指摘されずにどれだけ早く100回拍手できるか」のタイムを競うという企画を実施。
挑戦者の1人であるオズワルドの伊藤俊介は、先輩の久保田をターゲットにしてチャレンジ。伊藤は「蛙亭」のイワクラと交際中ということもあり、久保田に結婚することを匂わせたウソのLINEを事前に送っており、ご祝儀をせがんで一気に拍手の数を稼ぐという作戦でいくことを事前に明かしていた。
伊藤は乾杯してすぐに“6月頃に結婚する”と報告すると、久保田は「それはおめでたいよ。大事にしてよ、(俺とイワクラは)同郷なんだから」と素直に祝福。そして、伊藤が「まぁ、全然ご祝儀とか…大丈夫です」と予定通りにご祝儀をせびってみると、久保田は「そうだろうなと思ってたよ。だって俺持ってきたもん、お金」と平然と伝え、カバンの中から用意してきた祝儀袋を取り出し、伊藤に渡している。
結果的にご祝儀をもらえたことで伊藤は自然に拍手を稼ぐことができ、2分29秒という好タイムで100回の拍手を達成。ただ、伊藤もまさか本当に祝儀をもらえるとは思ってもいなかったようで、ネタばらしの際には「とんでもないスピードでご祝儀出してもらった時、拍手しながら軽く泣きそうでしたね。ウソついてる罪悪感と、こんなにお祝いしてくれるっていうのが…」と、久保田の男気に感動。
スタジオでVTRを見ていた出演者たちも「優しい」「久保田、いいヤツですね」と、サッと祝儀袋を渡した久保田の人柄を称賛。毒舌キャラで知られる「おぎやはぎ」の小木博明も「こんないい人だったんだね」と感心していた。
「元奥さんにガールズバーで働くように指示したり、合コンで気に入らない女性を即興のラップにのせて貶めて泣かせたり…など、多数のクズエピソードを持つ久保田ですから、視聴者の中にも今回の企画で久保田の見方が変わったという人も多いようです。ただ、クズなイメージこそ強いものの、以前から一部では『久保田、実はいい人説』がささやかれていたのです。
南海キャンディーズの山里亮太は、22年1月に放送されたラジオ番組『JUNK 山里亮太の不毛な議論』(TBSラジオ)で、久保田主催の忘年会にオズワルドの伊藤をはじめ、かまいたち濱家隆一、ニューヨーク嶋佐和也、尼神インターら、売れっ子の後輩たちが集結していたというエピソードを紹介。そのうえで『(後輩)全員、激烈に忙しい。たぶん30、31日も朝イチから働いてる。でも、“久保田と飲みたい”と言って、その時間に集まってる。久保田のカリスマ性というか、慕われてる。芸人みんなが好きだっていうのあるのよ、久保田ってやっぱり』と、久保田がいかに後輩たちに好かれているかを力説。さらには『人間力ってことに関しては同期でも久保田が抜群。圧倒的1位。オモシロも1位だけど』と、ここぞとばかりに久保田を褒めちぎっていました。ちなみに昨年2月には、相方である村田秀亮が結婚を発表していますが、久保田はなんと300万円もの大金を包んでいたことが話題となっています」(エンタメ誌ライター)
番組放送後のSNSにも久保田を絶賛する投稿が多数見受けられていたため、それに気付いた久保田本人もツイッターで「好感度が上がったみたい 日頃の行いか」と反応しており、ご機嫌な様子。
もしクズキャラに限界を感じているようであれば、この機に乗じて、いい人キャラを前面に押し出して活動してみるのもいいのでは?
(本多ヒロシ)