三浦瑠麗氏の夫が業務上横領罪で起訴「有罪率99.9%」判決の行方

 国際政治学者の三浦瑠麗氏が窮地に立たされた。投資会社・トライベイキャピタル(東京都千代田区)代表取締役で夫の三浦清志被告が3月27日、太陽光発電事業への資金計4億2000万円を横領したとして、東京地検特捜部に業務上横領罪で起訴された。

 清志被告は2019年、太陽光発電事業のためにつくられた別の合同会社の口座からトライベイキャピタル社名義の口座に計4億2000万円を振り込み送金させ、横領したとみられている。

 この一件で逮捕された3月7日、同社HPで清志被告は「刑事事件の被疑者として強制捜査を受け、お取引先様をはじめとする関係者の皆様にご迷惑をおかけしたこと、深くお詫び申し上げます」としつつ、「私は業務上横領にあたるような罪を犯したことは決してありません」と否定していた。

 妻の瑠麗氏は3月27日、自身が代表を務めるシンクタンク「山猫総合研究所」のHPにて、「夫の弁護は、弁護士の先生方にお任せしております。家族として支えながら、裁判の推移を見守りたいと思います」などとコメントした。

「起訴を受けても裁判で無罪となれば、もちろん釈放されます。しかし、日本の刑事裁判では起訴後の有罪率は非常に高く、99.9%が有罪。というのは、検察は容易に起訴することはなく、有罪になりそうな事件のみを起訴しているからです。この数字だけで判断すれば、清志被告が無罪を訴えても、容疑が晴れるのは決して簡単ではないでしょう」(週刊誌記者)

 一方、瑠麗氏はどうか。

「夫が家宅捜索を受けた1月以降、レギュラー出演していた『めざまし8』(フジテレビ系)などテレビ出演を見合わせている状況です。一部メディアでは〝完全終了〟とも報じられています。仮に清志被告の有罪が確定すれば、これまでのようにコメンテーターとして表舞台に立つことは難しいでしょう。しかし、『じっくり聞いタロウ〜スター近況(秘)報告〜』(テレビ東京系)のような裏話を披露する番組であれば、可能性はあります。清志被告の事件の裏側を話せば、高視聴率も期待できるはずです」(テレビ誌ライター)

 とりあえずは、裁判の行方を見守るしかない。

(石田英明)

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