「野球界の影山優佳」は誰だ!WBCとサッカーW杯中継の決定的違いとは

 14年ぶり3回目の日本優勝で幕を閉じたWBC2023。米国との決勝戦では大会MVPを獲得した大谷翔平がエンゼルスの主砲マイク・トラウトを三振に斬るという絵に描いたような展開になったが、ドイツとスペインを撃破して16強となったサッカーW杯に比べると、実況・解説にスポットライトが当たることはほとんどなかった。
 
 カタールW杯では「ABEMA TV」の解説を務めた元日本代表・本田圭佑の選手目線の解説や、選手を〝さん付け〟呼びしたことも大きな話題に。そして、忘れてはならないのが、大会を通じて一躍全国区の知名度になった日向坂46の影山優佳の存在だ。
 
 影山は高IQの世界的集団「メンサ」会員だが、それに恥じない豊富なサッカー知識に裏打ちされた解説ぶりは、スタジオ出演したほかの解説者や現役Jリーガーたちも脱帽。本田も「俺より詳しい」と舌を巻いたほどだ。
 
 だが、WBCでは試合中継や関連番組でも、彼女のような女性解説者は皆無。せいぜいワイドショーなどで女性コメンテーターがファン目線の薄いコメントをした程度だ。
 
 実際、ネット上には《解説はサッカーの勝ち》《野球って解説ができる女性がいないな》などの投稿も。逆に言えば、ポジションが空いているため、今なら独占できるチャンスが高いということになる。
 
「野球女子には〝神スイング〟で話題になった稲村亜美や欽ちゃん球団『茨城ゴールデンゴールズ』の監督を務めた片岡安祐美がいますが、選手としての能力は高くてもトークスキルはそれほどではありません。サッカー界で影山優佳が大ブレイクしたのは、アイドルでありながら専門家顔負けの知識を持っており、それを流暢に話すこと。もし野球界にそんな女性がいるならテレビ業界で争奪戦が起きるはずですよ」(民放プロデューサー)

 次のWBCまであと3年。解説者並みの知識をすらすらと披歴する女性芸能人が現れることを期待したい。

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