ドラマ「相棒」現場で起きた性ハラ被害を武井壮が断罪「一番最低なのは…」

 タレントの武井壮が2月14日、SPキャスターを務める情報番組「めざまし8」(フジテレビ系)に出演。ドラマ「相棒」(テレビ朝日系)で起きたハラスメント被害にテレ朝と共に制作を担当する映画配給大手・東映の「相談窓口」が一番悪いと批判した。

 番組では、性的ハラスメント被害にあった元東映社員である20代の女性Aさんにインタビュー。Aさんは「相棒」の制作現場などで、男性スタッフ2人からセクハラを受けたことを明かした。60代の現場スタッフの男性Bさんからは突然、手袋の上から手を握られ、別の制作現場スタッフの60代の男性Cさんには「彼氏と別れるか、俺の彼女になるか」などと迫られたことを告白した。

 Aさんは東映の相談窓口を頼ったが、「モテてよかったね」「(2人の現場スタッフは)他の人にも同じことをしているから、気にしなくて大丈夫」「警察に言っても対応してもらえないよ」と言われ、絶望したという。それでもAさんは仕事を続けてきたが、体調を崩して2021年6月から休職し、22年10月に退職。その後、東映は弁護士による調査を行い、22年末に男性スタッフらを厳重注意し、Aさんに謝罪したという。

 このセクハラ被害について、武井は「一番問題なのは相談窓口。〝モテてよかったね〟などと言うのは最低の対応。なんの相談窓口にもなっていない、これが一番の問題」と切り捨てた。

「一番の被害にあったのはAさんであることは間違いありませんが、ドラマ『相棒』にも傷がつきました。現在放送中の『相棒 season21』はテレ朝看板ドラマの1つであり、2月8日放送の第16話は平均世帯視聴率11.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。第1話から全話で2ケタ視聴率を叩き出しています。また、season21では俳優の水谷豊演じる杉下右京の相棒役として、初代に務めた俳優の寺脇康文が復帰。今シーズンで『相棒』が有終の美を飾るとも噂されています。その『相棒』に泥を塗ったことにもなりました」(芸能記者)

 水谷と寺脇の名コンビでも、ドラマ外でのトラブルはどうしようもなかった。

(石田英明)

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