3月28日発売の「週刊新潮」が水谷豊主演の人気ドラマシリーズ「相棒」(テレビ朝日系)のキャスティングで明暗が分かれたことを報じた。
今やテレ朝の〝ドル箱〟となった「相棒」。記事によると、3月20日に終了した「シーズン17」でも、かつての平均視聴率20%に及ばなかったものの、15.3%と安定した数字を記録。次回作のキャストが気になるが、水谷の〝相棒〟として4年目となる反町隆史はマンネリ化も危惧されたが、残留を決めたという。
「制作現場では、水谷は絶対的な権限を持っているようです。演技はもちろん、キャスティングや脚本に口を出すこともあるとか。絶対君主のように思われますが、逆にいえば、それだけ同作品に熱意を持っているからにほかならない。その水谷が、反町を高く評価しているといいますから、降板は当分ないとのことでした」(テレビ誌ライター)
その一方、水谷演じる杉下右京の行きつけの小料理屋の女将役を好演している鈴木杏樹はあえなく降板とのこと。15年3月26日発売の「女性セブン」は、水谷は鈴木を気に入っており、「女将はもう変えない」とまで言っていると報じていたが……。
「『新潮』によると、水谷は共演者に“兼業”はせず、『相棒』に全力を注ぐことを望んでいるそうです。しかし、鈴木は他の番組をいくつか掛け持ちしており、水谷はそれが面白くなかったとか。ただ、自分の可能性を広げるためにできる範囲で他の仕事もしたいというのが鈴木に限らず、演技者の本音ではないでしょうか」(前出・テレビ誌ライター)
19年3月25日の「日刊サイゾー」によれば、反町は水谷の相棒役を務めてからは、他の仕事をセーブし「相棒」にほぼ専念しているようだ。水谷への“忖度”が明暗を分けたのだろうか。
(石田英明)