「年越しサウナ」がサウナーの新常識!「カウントダウンでととのう」

 カウントダウンイベントに参加して盛り上がったり、自宅で静かに過ごすなど新年の迎え方は人それぞれ。なかでも最近、〝ある場所〟で年を越すのがちょっとしたブームになっている。それはサウナだ。

「深夜営業は健康ランドや都市部などにある一部施設に限定され、さらに年末年始は休業や短縮営業になるため、年またぎをできる場所はそれほど多くありません。しかも、過去2年は年中無休の施設もコロナ禍で休業するところが目立ちましたが、現在はほぼコロナ前の通常営業に戻っています。2010年代後半からはサウナブームで大晦日の遅い時間に混雑するケースが目立ち、今年はサ活しながら新年を祝う方が3年ぶりに増えると予想されています」(情報誌編集者)

 ただし、サウナ施設での年越しにはちょっとした問題もあるようだ。毎年大晦日の夜はサウナで過ごすという30代の男性会社員はサウナーならではの悩みをこう語る。

「やっぱり年が変わる瞬間はサウナで過ごしたいじゃないですか。でも、サウナ室があまり広くない都内の某施設は、年越し5分前に入ろうとしたらすでに満員。同じことを考えている方が多く、結局大浴場の浴槽に浸かったまま新年を迎えることになりました(苦笑)」

 また、そもそもサウナ内で正確に時間を知ることは難しいという話も。

「テレビや時計が置いてあれば時間を把握できますが、実際には12分で一周する専用タイマーしかないところも多いんです。それにミストサウナや塩サウナなどはタイマーすら置いてないところも珍しくありません。できれば耐熱仕様になっているサウナ用の腕時計やスマートウォッチを付けて入ることをオススメします」(前出・編集者)

 ブームを抜きにしてもサウナで1年の疲れを落とし、心身をととのえて2023年を迎えるのも悪くなさそうだ。

(トシタカマサ)

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