「東京ディズニーリゾート」を運営するオリエンタルランドは8月16日、年越しイベントに参加できる「ニューイヤーズ・イヴ・パスポート」の料金を、200円引き上げ1人9900円に値上げすると発表した。値上げは4年ぶりとなるのだが、昨年、同イベントに約6万8000人が訪れており、ネット上では《値上げはいいけど入場者を減らしてほしい》との声が相次いでいる。
「オリエンタルランドが今年4月に発表した2019年3月期連結決算では、売上高が前期比9.7%増の5256億円、最終利益が11.2%増の902億円となり、いずれも過去最高を記録しました。この好調の要因には、東京ディズニーランドの開園35周年記念イベントが好評だったことがあり、今期については、そこからの減収減益が見込まれています。そのため今回の値上げに踏み切ったと見られているのですが、来場者としては値上げ云々よりも、とにかくごった返しぶりを何とかして欲しいようなのです」(経済評論家)
値上げ発表についてネット上では、《限定グッズとかを付けて10万円で1万人限定とかの方が、オリエンタルランド的にもファン的にもウィンウィンなんじゃないだろうか。とにかく、年越しイベントは人が多すぎる》と、具体的な提案まで飛び出すほどだ。
「年越しイベントでは、ほぼ同時に6万8000人がリゾート内に存在するわけで、その混雑具合といったらかなりのものになります。それにしても、《さらに値上げしてでも入場者数を減らしてほしい》という声が上がるのは、さすがコアなファンも多いディズニーリゾートといったところ。普通は、“人が多くてもいいから値下げしろ”ですからね」(前出・経済評論家)
ひとまず、今年の年越しイベントもごった返すことになりそうだ。
(小林洋三)