防衛増税は「支持率ガタ落ち」の居直りだった!「岸田ヤケクソ内閣」に猛反発

 防衛費増額に伴う大増税が始まる。12月16日、安保関連3文書が閣議決定され、ふくれあがる防衛費を法人税、所得税、たばこ税の増税でまかなうこととなる。
 
 12月17日放送の「ウェークアップ」(読売テレビ)では与党内からも反発の声があがっているとして、三原じゅん子参院議員の「唐突ですよね」「国民の皆様がこれを納得するんでしょうか」というコメントを紹介した。

 スタジオには政治評論家の田崎史郎氏、乃木坂46の元メンバーでタレントの山崎怜奈が出演し、リモート出演の小野寺五典元防衛相をまじえて意見交換が行われた。
 
 ネット民が驚きの声をあげたシーンは番組の最後にあった。意見を求められた山崎は「岸田さん、今年の漢字『進(む)』っておっしゃってましたから何を誰とどう話して、こう進めていくっていうのが具体的に明確にわかったらいいですよね」とコメント。中谷しのぶキャスターが田崎氏に「岸田さん、何か変わったんでしょうか?」と尋ねると、こう答えた。

「11月上旬に、読売と日テレの調査で内閣支持率が9ポイント、ドーンと落ちたんですね。あの時、総理側近と話してて、『こうなったら居直って、自分がやろうと思ったことをどんどんやっていくしかない。12月になったらいろいろやりますよ』と言われてたんですよ。その頃から。それが防衛問題で、来週は原発ですね」

 政治ジャーナリストが言う。
 
「田崎氏の言う『原発』とは年内にも行われる『GX(グリーントランスフォーメーション)実行会議』でしょう。廃止が決まった原子力発電所の建て替えや運転期間の延長ルールを盛り込んだもので、ここで原発の具体的な活用策が示されます。昨年の総裁選では『聞く力』をアピールしていた岸田総理ですが、確かに安倍晋三元総理の国葬儀決定から独善的な政策決定が目立ちます。田崎氏の言う通り、内閣支持率がガタ落ちで吹っ切れたとしたら原発政策でも、再稼働や運転延長だけでなく、次世代型原発の建設も強引に推し進めていくことになりそうです」

 SNSでは田崎氏の解説を受けて《総理の個人的感情で増税されたらたまったもんじゃない》《岸田の“気にしない力”が発動した》《ヤケクソ内閣の自爆に国民を巻き込まないでほしい》といった声が見られた。少なくとも国民の反対意見が岸田総理の耳に入ることはなさそうだ。

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