防衛増税で火だるま!岸田総理の暴走を誰か止めてくれ(1)米からトマホーク500発購入約束

「岸田文雄です。総理の岸田文雄です。どうもおめでとうございました。日本中が沸き上がっています」

 12月2日のW杯予選リーグで、強豪スペインを2-1で破った森保一代表監督(54)に喜色満面でお祝いの直電を入れたのは岸田文雄総理(65)だった。しかし、この動画が自身のTwitterで公開されるや、コメント欄には、「勝利に水を差すな」「もっと他にやることある」「日本代表は健闘でも、日本の代表は検討か」など、サムライブルーのサポーターは完全拒否。顔面がブルーになるような批判の声が寄せられる始末となったのだ。

 政治部デスクが、この内幕を明かす。

「サッカー人気に便乗するのは露骨すぎると言われても、政治の世界では勝ち馬に乗るのが定石です。10月から首相秘書官に抜擢した長男・翔太郎氏(31)が管理するTwitterでは、人気の森保ジャパンネタを頻繁に投稿していた。見事ベスト8入りの快挙の際には国民栄誉賞の受賞まで検討されていたとも」

 政権浮揚のためとはいえ、ちょっとよこしますぎはしないか。結局、伝家の宝刀は抜かず終いとなったが、岸田政権の地盤沈下はもはや止められない惨状だという。官邸キャップがその窮状を語る。

「火だるまとなった旧統一教会問題では、当初は閣僚の更迭などしなくても乗り切れると甘い判断をしていた。ところが支持率はジリジリ下がり、危険水域の20%台まで落ちたところでようやく腰を上げた。宗教法人法に基づく『質問権』の行使と被害者の『救済新法』のセットで乗り切ることを決めた。これは死後6日で安倍元総理の国葬を判断したのと同じで周囲に支持率が上がると吹き込まれたからにすぎません」(政治部デスク)

 結果的に下手な即決での国葬挙行が逆風となったのは周知のとおりだが、「救済新法」もすでに信者2世からは実効性が薄いとの批判の声が上がっている。官邸キャップが耳打ちする。

「当初マインドコントロール下での献金をどう扱うかに関し、与野党間で合意が難航した。そこへ『俺がやる』と突如、茂木敏充幹事長(67)が出しゃばり各党との協議を始めた。おかげで野党との交渉ルートが錯綜し、収拾がつかない事態となった。岸田総理は『幹事長が目立ちすぎだ』と激怒し、超党派ではなく内閣法で仕切り直し、突貫工事の〝ザル法〟の救済新法となってしまった」

 加えて、「1兆円防衛増税」の決断にも非難ごうごうだ。

「米国からの圧力に屈服してしまった。米国は北朝鮮のミサイル連発よりも、中国から日本の排他的経済水域へのミサイルの落下を問題視している。つまり、日本独自で中国を封じ込めるために、巡航ミサイル・トマホーク500発を購入しなければならなくなったわけです。問題はその財源です。有料化するワクチン代などの社会保障費、財務省が隠し持つ〝埋蔵金〟、さすがに所得税に手を付ければ国民総スカンとなるのは目に見えているので法人税を狙い撃つことにした。これまで岸田政権の防波堤だった財界も敵に回すことになった」(政治部デスク)

 米国相手に〝聞く力〟を発揮すれば〝言いなり外交〟そのものではないか!

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