長澤まさみ「エルピス」大胆シーンの舞台裏事情「脱がすより走らせろ」

 10月24日に華々しくスタートしたドラマ「エルピス─希望、あるいは災い─」(フジテレビ系)で、長澤まさみ(35)が4年半ぶりに主演を飾り、骨太の演技を見せ話題となっている。テレビ誌ライターが解説する。

「脚本は長澤がナンバーワン映画に挙げる『ジョゼと虎と魚たち』(03年、アスミック・エース)の渡辺あや氏が担当。台本を読んで惚れ込み、二つ返事でOKしたそうです。初回から摂食障害の設定で何度も嘔吐するシーンが登場するのですが、長澤の演技がリアルすぎると評判になりました」

 息つく暇もないほどハラハラの展開が続く物語で、長澤は週刊誌に路上キスを撮られ、ニュース番組を降板した落ち目の女子アナ・浅川恵那を演じる。

 そんなどん底の状況下、若手ディレクター・岸本拓朗(眞栄田郷敦)の相談を受け、報道局のエース記者・斎藤正一(鈴木亮平)とともに、連続殺人事件で死刑が確定した男の冤罪疑惑を追うことになった─。

 撮影現場でも、座長の長澤を中心に共演者の距離はグッと縮まっているという。ドラマ関係者はこう明かす。

「長澤さんはチームワークを大事にしていて、雰囲気作りが上手い。鈴木さんが誰かれ構わず話しかけていると、『(明石家)さんまさんくらいしゃべってる』と、ツッコんで盛り上げたり、人見知りしやすい眞栄田さんを気にかけ、積極的に話しかけていると、スタッフに『アツアツだな〜』とからかわれることもあった。また、端役の若手出演者にも目が行き届いていて、健康トークで玄米を勧めていましたね」

 長澤が現場の士気を高めていることも、良質な作品づくりにつながっているようだ。

 ストーリーでは冤罪の真相も気になるが、路チュー相手で元カレ役の鈴木との復縁の行方も注目される。テレビ誌ライターがこう語る。

「距離を置いていた2人ですが、第2話で急接近。事件を追っていた流れで長澤が自宅に鈴木を招くと、部屋では何もなかったのですが、帰り際、玄関ドアの前で長澤が鈴木の胸に顔を埋めるシーンが。唇を重ねるまではいきませんでしたが、『エルピス』は性的な場面で俳優をサポートする『インティマシー・コーディネーター』が参加していますからね。今後のラブシーンに期待が膨らみます」

 長澤がベストに推す映画「ジョゼと虎と魚たち」では、池脇千鶴(40)と江口のりこ(42)が脱いでいるだけに、今作でも脚本家の渡辺氏の筆が走れば、完全にない話とは言えないだろう。

 実際に長澤が脱ぐとなれば芸能史に残る一大事だが、妖艶な見どころはそれだけではない。民放テレビマンによれば、

「ドラマで濃いベッドシーンを演じる女優が少なくなっているので、『脱がすより走らせろ!』という指令が出ているんです。バストが揺れれば揺れるほど話題になり、数字(視聴率)にもつながると言われ、ここ1、2年の作品でよく見られるようになった」

 国家権力に切り込む社会派作品でありながら、ご多分にもれず「エルピス」でも長澤のFカップ揺れ場面が用意された。

 第2話の終盤、死刑囚の担当弁護士のもとで、

「自分があたかも真実のように伝えたことの中に、本当の真実がどれほどあったのかと思うと、苦しくて、苦しくて、息がつまりそうになります」

 これまでの女子アナ人生をそう回想しながら、川沿いをジョギングする場面に変わる。

「黒い上下のランニングウェアを着た長澤をカメラはスローで撮影していたため、力強く地面を蹴るたびに重量を感じさせるバストがユッサユッサと大きく縦揺れしました。初めは12秒間に14回揺れると、回想シーンを挟み、ランニング→回想シーン→ランニングと眼福場面を繰り返したのです」(芸能記者)

 ドラマはこれから中盤に差しかかり、見逃していても十分に間に合う。いつ飛び出してもおかしくない、長澤の本気の体当たり艶技から目を離すわけにはいかない。

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