長澤まさみを民放各局が激しい争奪戦/ドラマ女優「ギャラ番付」を公開する(2)

 この2強を猛追するのが4人の三十路大関の布陣だ。

 まずは大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、ヒソヒソ語りのナレーションが話題沸騰中の長澤まさみ(34)。

 NHKディレクターが解説する。

「NHKのギャラは芸歴に加え、これまでの番組への出演歴で徐々に上積みされて決まります。長澤は『功名が辻』(06年)、『天地人』(09年)、『真田丸』(16年)と過去3度も大河に出演するなど貢献度は高い。とはいえ、NHKは民放局ドラマの半額以下など極端に安い設定になっている。それでも全国放送で顔と名前が売れることで納得いただいている。今回も声だけの出演ですので、ギャラは5万円程度です」

 舞台裏から「ギャラ安いの〜」と長澤のつぶやきが聞こえてきそうだが、

「民放各局では激しい争奪戦となっています。お色気からおバカなコメディまで幅広い演技ができることもあり、企画会議では真っ先に名前が挙がる女優の1人です。ただし、長澤は映画愛が強く、年3本の映画出演を〝ノルマ〟にしており、スケジュールがなかなか取れないのが悩み。ドラマのオファーを出す際には、あらかじめ映画化までの道筋を提示しておかないと、なかなか交渉が進まないのが実情になっている」(プロデューサー)

 ドラマ・映画の二刀流で稼げるのは長澤だけ!?

 その大河に出演中の新垣結衣(33)はどうか。

「長澤と違い今回が初大河となるガッキーは、NHK貢献度も低い。源頼朝の最初の妻という準主役級の役とはいえ、ギャラは20万円程度に抑えられています」(NHKディレクター)

 しかし、こと民放となれば話は異なる。

「昨年5月に星野源(40)と結婚したことで、新妻ガッキー初ドラマの値は一気に180万円まで上がりました。とはいえ、大河後は出演作を絞る予定になっているため、今後さらに高値を更新する可能性が出てきました」(芸能デスク)

 逃げ恥ブームはまだ青天井で継続中のようだ。

「女優にとって30代は結婚・出産の大きな節目を迎える時期となる。同時に女優としては産休を大きなブランクと捉える者も多い。北川景子(35)は一昨年9月に出産したが、そのわずか2カ月後には女優復帰を果たしています。台頭してきた若手女優を脅威に感じているのは間違いありません。夫・DAIGO(43)が多くのレギュラーを抱える売れっ子にもかかわらず、必死で産後の肥立ちに13キロダイエットを成功させた」(芸能デスク)

 これには思わず「MS」、DAIGO流に言えば、M(マジ)S(すげぇ)とつぶやいたとか。

 石原さとみ(35)も今春の出産予定を報告している。

「北川よろしく、石原も早期の女優復帰を目指しているそう。母親となった石原には、今まで見たことのない妻役など役柄が広がることになる。早くも艶っぽいシングルマザー役などが検討されているようです」(プロデューサー)

 妊娠中から〝人妻さとみ〟の初セリは早くも高値必至だ。

*ドラマ女優「ギャラ番付」を公開する(3)につづく

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