長澤まさみが10月クールの“月10”に主演報道、視聴率のカギを握るのは…?

 5月13日公開の映画「シン・ウルトラマン」で、重要な役どころを演じた女優の長澤まさみ。初日から3日間で観客動員64万人、興行収入9.9億円を超える大ヒットを記録した。

 その長澤が10月クールの連続ドラマで主演が内定したと、5月17日発売の「女性自身」が報じた。連ドラ主演は18年4月期放送の「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系)以来、4年半ぶり。21年10月に新設された月曜午後10時からの〝月10枠〟で放送されるミステリーとのことだ。長澤は未成年にまつわる事件を追う記者を演じるという。

 フジの月曜ドラマといえば、現在〝月9〟では女優の綾瀬はるか主演の「元彼の遺言状」、〝月10〟は女優の広瀬アリス主演の「恋なんて、本気でやってどうするの?」など、視聴率が期待できる俳優を揃えており、力を入れていることがわかる。

 一方、局は21年11月に早期退職者を募り、一部報道では今年3月に100人超が退社したとも伝えられた。俳優・大泉洋の妻もフジでドラマプロデューサーとして活躍した経験があったが、退職。フジの窮状と凋落が見て取れる結果となった。かつての栄光を取り戻すべく、旬の女優である長澤を起用したと思われる。

「長澤は『シン・ウルトラマン』や『コンフィデンスマンJP』シリーズなど映画での活躍が目立ちますが、ドラマの『コンフィデンスマンJP』は全話平均世帯視聴率が8.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とさほどでもない。しかも、最近のドラマは木村拓哉などの人気俳優を起用しても、ストーリーが面白くなければ第2話以降、視聴者にソッポを向かれる傾向にあります。いまの時代、いくら演者に人気があって好演しても、展開によっては爆死する可能性は十分にあるのです」(エンタメ誌ライター)

 人気俳優を出演させるよりも脚本に力を入れたほうがいいかも。

(石田英明)

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