「ヤクルトとオリックスは去年優勝しましたが、（2019、20年と）2年連続最下位ということは、2年連続優勝しないと価値はないぞと。今年優勝してから初めて『本当に強い』『よくやった』という評価をされるんだと…」
そんな思いから、シーズン前にセ・リーグはヤクルト、パ・リーグはオリックスが優勝すると予想。「この声が聞こえたかどうかは分かりませんが」と語ったのは、野球解説者の江本孟紀氏。10月5日に更新した自身のYouTubeチャンネル〈エモやんの、人生ふらーりツマミグイ「江本孟紀」〉でのことだ。
「野球はピッチャー」という信念がある江本氏は、とくにオリックスの山本由伸投手を絶賛。コロナで主力選手が欠け、チーム状態が悪かったときも、山本投手が1年間きっちりと責任を果たしたことが、この結果に繋がったと強調。さらには山本の体型にも言及し、
「最近はちょっと肥満系のピッチャーが多いけど、スタミナはありそうにない。瞬間的に速い球は投げるけど、コントロールが悪い」
と名指しはせずともリリーフでよく見るポチャリ系ピッチャーを引き合いに出し、対して山本投手は「ちょっと昔の剛腕と言われたピッチャーとほぼ近い」「投手が本来もっている体幹の強さがある」「日本球界ナンバー1のピッチャー」と評価した。
「クライマックスシリーズは8日から始まりますが、短期決戦だと絶対的エースのいるチームが断然強い。1位チームに与えられる1勝と、山本の分でオリックスは2勝のアドバンテージがあるのも同然です。ヤクルトも高津監督が短期決戦の戦い方をわかっているので、阪神、DeNAのどちらが来ても優位は揺るがないでしょう。最年少『3冠王』の村上宗隆と、2年連続『投手4冠』の山本の対戦となれば、今年の日本シリーズは例年以上に盛り上がりそうです」
その前に、CSの結果はどうなるのか、江本氏の予想を聞いてみたいものである。
（所ひで/ユーチューブライター）
