00年代にはテレビで見ない日がないほど多数のレギュラー番組を抱えていた元オセロ・中島知子。ところが、占い師による洗脳疑惑が報じられると、13年には事務所との契約は解除となり、相方・松嶋尚美とのコンビも解散。超売れっ子だったにもかかわらず、地上波でその姿を見ることはなくなった。
そんな“あの人は今”状態となった彼女だが、今年に入ってからテレビで見かける機会が増えている。昨年末放送の「ぐるぐるナインティナイン」(日本テレビ)の特番にゲスト出演して久々に姿を見せると、今年の春以降は「有吉ゼミ」(日本テレビ)や「さんまのお笑い向上委員会」(フジテレビ)、「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」(TBS系)などキー局の人気バラエティ番組に立て続けに登場。さらに現在住んでいる大分の地元局では、4月から冠番組「中島知子のおんせんさんぽ」(テレビ大分)がスタートし、お隣福岡では情報番組「金曜ビッグバン!」(RKB毎日放送)のMCも務めている。
「テレビ業界からほぼ10年遠ざかっていましたが、トークの切れ味は今も健在。もともと中島はMCとしてのスキルが高く、彼女くらい安心して番組を任せられる女性タレントは業界でもそうそういません。自分の番組に呼んだ(明石家)さんまさんが後ろ盾のような形になり、一気に状況が変わりました」(エンタメ誌ライター)
ちなみに一時期テレビから姿を消しながらも再び第一線に戻った芸能人は数多く、ヒロミや坂上忍、草なぎ剛など挙げたらキリがない。また、今年の米アカデミー賞で主演映画「ドライブ・マイ・カー」が国際長編映画賞を受賞した西島秀俊もそのひとり。事務所移籍に伴い、90年代後半から約5年間は地上波のドラマにはほとんど出ていない。
「テレビから消えた理由は人によって異なりますが、そこから復活するには実力だけでなく人柄や運も必要です。中島さんにはゲスト出演のほか、10月スタートや年明けからの番組レギュラーの話も舞い込んでいるとの噂もあります」(同)
再び芸能界のトップに返り咲く日もそう遠いことではなさそうだ。