「水ダウ」でK.カズミ論争に終止符も…今も残る大食いレシートの謎

 6月1日のオンエアまで放送内容が伏せられていたことから、クロちゃん関連の企画や「ラヴィット!」を巻き込んだドッキリ企画までささやかれていた「水曜日のダウンタウン」(TBS系)。フタを開ければ「伝説の女“K.カズミ”の真相に迫る」と題した都市伝説解明プロジェクトだった。
 
 番組ではプレゼンテーターのサバンナ・高橋茂雄が登場して、K.カズミのプロフィールを紹介。本人が出没する「Yahoo!知恵袋」に書き込まれた情報などによれば、身長213センチ、体重222キロ、足のサイズ33.5センチという超巨体の持ち主。おまけに中華鍋を握りつぶし、トランプの束を引きちぎる腕力の持ち主だという。そんなK.カズミの存在を知る手がかりが大食い記録だった。ざるそばの食べ放題を提供する「和食麺処サガミ」で82段の記録を持ち、これが事実なら13キロ超のそばを胃袋に収めたことになる。女性フードファイターの菅原初代やアンジェラ佐藤が、この記録に挑戦するも、いずれも半分以下という結果に終わっている。

 その後、「サガミ」の店員らの証言により、ざるそば82段を平らげた女性は、それほど巨漢の女性ではなかったことが明らかに。そしてついに、K.カズミみずからが番組のインタビュー取材に応じて、顔を伏せて登場。見た目はごく普通体型の女性で、本人いわく身長は167センチだという。

 どうやらネット上に出没するK.カズミとは別人物のようで、本人は「嘘ですね。初めてその情報を知った時には私自身も驚きました」と語り、「Yahoo!知恵袋」への書き込みを否定。どうやら大食い記録を残したK.カズミではない何者かが、その名を騙っていたことが明らかになった。これに当人は「誰がK.カズミを名乗ってるんだろう」と疑問に思い、大食いについても「そばが好きだから食べたっていうだけです」と注目を集める意図はなかったと説明した。
 
 また、大食い番組への出演オファーが「サガミ」を通じて届いたようだが、すべて断ってきたという。今回、テレビに初めて出演した理由は「私を騙った人を『偽者だ』って言いたくて今回は出ました」というもので、「偽者はなんとか消えてほしいですね」と語って、「K.カズミはいる・いない」論争に終止符を打った。この結論に、ダウンタウンの松本人志は「1時間かけておそば好きの人を見せられた」と感想を述べて笑いを誘っていたが、今もネット上には謎がくすぶり続けているという。
 
「10年以上前にアカウントを開設して、ネット上に投稿を続けてきたK.カズミという人物は偽者だということが明らかになりましたが、その人物は『サガミ』のレシートをアップしていたのです。そのレシートには『追加そば80個』と記載されていました。『水ダウ』放送後、SNSにはこのレシート画像が拡散され、《なんで偽者がレシート持ってたの?怖すぎる》《このレシートも偽物だったのか》《レシート入手できるってことは関係者が騙ってたってこと?》などと疑問が噴出。レシートの疑惑を追及する動きも見られました」(ネットライター)

 大食い記録を持つK.カズミから「偽者」と指摘されたネット上の人物は、どう説明するのか。真相解明が待たれる。

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