同情を買ったタイミングだけに、落胆の声も大きいようだ。
俳優の木下ほうかが3月28日、自身のツイッターを更新。過去の性加害疑惑を認め、芸能活動を無期限で休止することを発表した。
同23日に配信された「文春オンライン」にて、女優2人への性行為強要疑惑が報じられていた木下だが、ようやくこの日「事務所と協議していたことでご報告が遅くなり、女性の方々はもとより、関係者の皆様に多くのご迷惑をおかけしてしまい、深くお詫び申し上げます」と、謝罪。
報道内容については「一部事実と異なる点や10年程度前のことで記憶にないこともございますが、概ね間違っておりません」と認めたうえで、今後については「皆様の目に触れる芸能活動を続けることはできませんので、芸能活動については全て無期限に休止させていただきます」と、芸能活動の無期限休止を発表している。
木下の所属事務所「カクタス」も同日、公式ホームページにて、木下とのマネジメント契約を解消したことを発表した。
また、出演予定だった4月5日から放送開始のNHKドラマ「正直不動産」からの降板も、すでに申し入れているとのことだ。
この木下の不祥事に世間からは「10年前っていってもさすがにこれはないわ」「せっかく苦労してブレイクしたのに何やってんだよ」「嫌われてる上司役のイメージが強すぎて、そんな感じで女性に迫ってたのかと思うと残念過ぎる」と失望の声が上がっている。
「当時17歳であった1981年公開の映画『ガキ帝国』で俳優デビューを果たすも、なかなか芽が出ず、その後30年以上もの間、下積みが続いていた木下。そんな彼も、14年にスタートしたバラエティ番組『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)の『イヤミ課長』のシリーズで起用されたことがターニングポイントに。イヤミ課長が放つ『はい、論破』というフレーズが2015年の新語・流行語大賞にノミネートされるなど、ようやく文句なしのブレイクを果たしました。そんな同番組が3月21日にレギュラー放送最終回を迎え、『感謝しかないですね』『なんか寂しいなぁ』と万感の涙を流す木下の姿が印象的で、もらい泣きする視聴者も多かったですから、そういう人からすれば尚更、木下への失望感は大きいでしょうね」(エンタメ誌ライター)
まさか自身のブレイクのきっかけとなった番組が終了するとともに消えていくとは木下自身も思っていなかったことだろう。
(田中康)